ツヤ感と発色の良さが魅力のジェルネイルは、自然乾燥ではなくライトを使って硬化させます。
何度もネイルサロンへ行って、当たり前のようにジェルネイルのおしゃれをしていても、どんな仕組みで固まるのかを知る方は少ないかもしれません。
なぜジェルネイルが光で硬化するのか、またUVライトとLEDライトのポイントについても調べてみました。
知ってると、お友達に自慢したくなっちゃうかも?
ジェルネイルの最大の特徴、光で硬化する仕組み
ジェルネイルにはいくつか種類がありますが、どれも合成樹脂と光重合開始剤という成分を主として作られています。
この光重合開始剤が持つ、光が当たると化学反応を起こして固まるという性質を利用したのが、ジェルネイルというわけです。
ただし、どんな光でも固まるというわけではありません。
紫外線でお馴染みのUV-Aや、可視光線の照射でなければ固まりませんので、部屋の明かりや直射日光程度の光なら、ハチミツのような濃度を保っています。
そして、ジェルが固まるための光を手軽に出すことができるのが、ジェルライト。
UVライトとLEDライトの2種類が主流です。
コンパクトですが、数十秒~数分でジェルを固めることができるので、家庭用としても普及が進んでいます。
UVライトのポイント
ジェルネイル硬化用としてまず開発されたのが、このUVタイプのライトです。
紫外線UV-Aを照射し、ジェルを固めます。
しかし、女性なら誰もがここで気になるのが、日焼けですよね。
紫外線UV-Aは、波長の長い紫外線で、人体への影響は少ないとされていますが、長時間浴び続けるとシミや日焼けの原因にもなります。
ただ、ジェルを硬化させるために必要な時間は、長くても数分。
例え月に2回ほど照射させたとしても、シミなどの肌トラブルを起こすのではと心配することはないでしょう。
どうしても心配なら、日焼け止めを塗ったり、指先だけ出せる手袋と着用したりといった予防法を取るといいですね。
LEDライトのポイント
LEDは、波長が長い可視光線と呼ばれるライトです。
消費電力が少ない上に、硬化時間もLEDライトと比べると格段にスピーディーだと言われますが、その効果を期待するなら、波長が長いもの(400nm以上)を選ぶ必要があるので気を付けましょう。
ただ、ジェルを硬化させるためのLEDライトは非常にハイパワーなものが使われているため、爪が薄い方や皮膚が敏感な方は、硬化中に熱を感じることもあるようです。
ライトなのでヤケドをするようなことはありませんが、どうしても熱いようなら途中で硬化を中止し、休んでから再び硬化すると良いでしょう。
ネイルサロンでは、ほとんどがLEDライトを採用しています。
家庭用もLEDライトが主流になりつつありますが、UVライトよりは値段はやや高めのようです。
まとめ
ジェルネイルが光にあてるだけでキレイに硬化する仕組み、お分かりいただけたでしょうか。
爪の上で化学反応を起こすわけですから、異なるブランドのジェルを混ぜ合わせたり、併用したりするとうまく硬化しない場合もあります。
セルフジェルを行なう際は、ジェルの説明書に従って正しく楽しんでくださいね。