ネイルは指先を美しく彩ってくれるだけでなく、季節に合わせたデザインを楽しめるのも魅力です。少しずつ日が短くなり、寒くなって冬を感じるようになると、ネイル特集などで冬らしいデザインを探す方も多いのではないでしょうか。
冬といえばクリスマスや忘年会、お正月などさまざまなイベントがありますが、どのイベントにも合わせやすいのがグラデーションネイルです。ここでは、秋冬にぴったりのグラデーションネイルを紹介するので、これからネイルチェンジをする方はぜひ参考にしてみてください。
冬にしたいグラデーションネイル6選
ふんわりと優しい雰囲気に仕上がるグラデーションネイルは、季節を選ばず施せるネイルデザインです。選ぶカラー次第で冬に似合うネイルになるので、お好きなカラーでチャレンジしてみましょう。
女の子らしさ感じる淡いピンクのグラデーションネイル
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ピンクのグラデーションネイルは、クリアベースに淡いピンクやベージュピンクでカラーグラデーションを作るネイルデザインです。ピンクというと、春ネイルに似合うイメージがあるかもしれませんが、冬のグラデーションネイルに使うと温かみのある指先になります。
クリアベースとピンクを合わせると、ヌーディでナチュラルな仕上がりになります。もう少し華やかさを出したい場合は、ホロを埋め込んだり爪のラインに合わせてゴールドのラメラインを書いたりするのがおすすめです。
なお、ピンクは肌馴染みのよいカラーを選びましょう。ネオンピンクなどはっきりした色味だと、指先が浮いてしまうので淡いカラーがベストです。
粉雪を感じるホワイトのグラデーションネイル
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ホワイトのグラデーションネイルは、クリアベースにホワイトカラーでグラデーションを作るネイルデザインです。ホワイトにもいろいろなバリエーションがありますが、冬ネイルであればシアーホワイトなどクリア感のある色味がおすすめですよ。
ホワイトといえば雪を連想するように、ホワイトのグラデーションネイルは粉雪のような繊細さを感じる指先に仕上がります。ホワイトに少しラメやマグネットパウダーを埋め込めば、雪が光に反射するようにきらめき、幻想的なイメージになるのです。爪の根元に小さいラインストーンやパールをあしらうと、シンプルな中にも上品さを演出できるでしょう。
クリスマスを感じる暖色系のグラデーションネイル
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冬のイベントといえば、まっさきに思いつくのがクリスマスでしょう。ちょっと遊びごころのあるネイルを楽しむなら、暖色系のグラデーションネイルに挑戦してみてください。暖色系のグラデーションネイルは、オレンジやボルドーなど暖かさを感じるカラーを使ったネイルデザインです。
暖色系グラデーションネイルの場合は、クリアベースよりも同系統のカラーをベースにグラデーションを作るとよいでしょう。たとえばブラウンベースに境目をぼかしてオレンジグラデーションを作ったり、カフェラテカラーで指ごとに濃いブラウンから薄いベージュでグラデーションにしたりするとおしゃれになります。
冬を感じる寒色系のグラデーションネイル
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冬といえば寒色系なので、ブルーやネイビーなどを使ったグラデーションネイルもおすすめです。寒色系はワンカラーだと地味で寒々しいイメージになりますが、グラデーションにすることで、淡く柔らかい冬の透明な朝や夕方の優しい色合いの空のようなイメージに仕上がります。
寒色系だけでも冬らしい仕上がりになりますが、ダイヤ型のホログラムや雪の結晶のネイルシールを組み合わせると、華やかな冬ネイルを楽しめるでしょう。
白いお洋服に合うブラウンのグラデーションネイル
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冬になると、白いお洋服をチョイスする方も多いのではないでしょうか。白いお洋服には、ブラウンのグラデーションネイルが似合います。ブラウンのグラデーションネイルは、根元を薄いベージュ系にして先端に向かって濃いめのブラウンを塗布するネイルデザインです。
ブラウンは地味なイメージがありますが、グラデーションで濃淡をつけることで、落ち着いた中にもジェルネイルならではの上品な指先に仕上がります。ブラウンにはたくさんのカラーバリエーションがあるので、1本ずつ違う色味のブラウングラデーションをするのもおすすめです。また、ブラウンはゴールドとの相性がよいので、ゴールドのラインをランダムに入れたり、ゴールドのスタッズやホロをちりばめたりするとよりスタイリッシュになります。
イルミネーションに照らされるとキラキラ度が増すグラデーションネイル
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冬はいろいろな場所でイルミネーションが開催されているので、指先が照らされたときにキラキラ度が増すグラデーションネイルを楽しんでみましょう。キラキラ度が増すグラデーションネイルは、以下のような種類があります。
- マグネットネイル
微粒子の鉄粉が配合されているジェルを使ったデザイン - パウダーネイル
オーロラパウダーやミラーパウダーを爪にこすりつけるデザイン - フラッシュネイル
グリッターパウダーを使ったデザイン - ラメ入りジェルを使ったネイル
ラメ入りジェルをグラデーションに塗布するデザイン
この中でも、イルミネーションの光でより強く輝くのはフラッシュネイルです。ただしキラキラ感が強いので、昼間だとシチュエーションによっては指先だけ浮いてしまうかもしれません。
お仕事や学校がある方は、光の角度によってキラキラ感が変わるため、悪目立ちしないマグネットネイルやパウダーネイルがおすすめです。キラキラ感は欲しいけど、フラッシュネイルよりは落ち着いたイメージにしたいという方は、ラメ入りジェルでラメグラデーションネイルを楽しみましょう。
冬のグラデーションネイルと一緒に検討したいデザイン
グラデーションネイルはそのままでも十分に綺麗な仕上がりになりますが、イルミネーションやクリスマスツリーなどきらびやかな季節なので、アレンジを加えたくなることもあるかもしれません。
そこで、ここではグラデーションネイルを華やかにしてくれるデザインを紹介していきます。
マグネットネイル
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マグネットネイルは、微粒子に加工した鉄粉が混ざっているジェルを塗布し、鉄粉を磁石で動かしながら好きなラインやきらめきを楽しめるデザインです。爪の先端は鉄粉の密度を高め、少しずつ低くすると鉄粉が綺麗なグラデーションになります。光の当たり方によって鉄粉の耀き方も変わるので、とても美しく仕上がるのです。
マグネットネイルはギャラクシーネイルとして使われることも多いデザインなので、ベースカラーをネイビーやブラックにすれば、冬の夜空にきらめく天の川のようなイメージになります。ホワイトやシルバーをベースにすると、キラキラと輝く雪のようなイメージになるので、冬の間はずっと楽しめるデザインです。
ミラーネイル
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ミラーネイルは、メタリックパウダーを爪にこすりつけて、ネイルをミラーのように仕上げるデザインです。パウダーのカラーはシルバーだけでなく、ゴールドやピンク、ブルーなどさまざまなバリエーションがあります。未硬化ジェルの上からパウダーをこすりつけるだけでミラーネイルが完成するので、ネイル初心者の方でも気軽にチャレンジできますよ。
ミラーパウダーは、爪全体にこすりつけるとメタリック感が強すぎて派手な印象になるかもしれません。しかし、爪の先端から中間部分までをグラデーションにするミラーグラデーションネイルなら、派手になりすぎず、控えめながらも優しい耀きを演出することが可能です。
定番のシルバーなら、派手な中にも上品さが出ますし、クリアピンクやクリアホワイトをベースにすれば、優しい色合いで美しい指先に仕上がります。
ニュアンスネイル
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ニュアンスネイルは、カラーをしっかり塗るのではなく、あえてムラにして「ニュアンス(あいまい)」を出すネイルデザインです。デザインのバリエーションはたくさんありますが、同系色で濃淡が違う色を合わせたり、まったく異なる色味を合わせたりする多色使いがスタンダードといえます。カラーの組み合わせの数だけデザインがあるので、人とかぶることがないというのがニュアンスネイルの魅力です。
このデザインをグラデーションネイルに合わせる場合は、縦グラデーションにするのが基本となります。合わせるカラーに決まりはありませんが、縦に赤と緑のカラージェルを塗れば、簡単にクリスマスをイメージしたクリスマスネイルが完成するのです。ラメジェルとホワイトを合わせれば、冬らしいニュアンスグラデーションネイルに仕上がります。
オーロラパウダーネイル
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オーロラパウダーネイルは、オーロラパウダーを爪にこすりつけて、ネイルをオーロラカラーにするデザインです。グラデーションネイルに応用する場合、まずはベースカラーを塗ってノンワイプジェルを塗布して硬化します。チップにオーロラパウダーを適量取ったら、爪の先端にしっかりパウダーをこすりつけ、そこから中間に向けてぼかすようにパウダーを伸ばせば完成です。
オーロラパウダーネイルのグラデーションネイルは、カラーによって印象が大きく変わります。ベースカラーがブルー系ならば氷のようなイメージ、ピンク系は女の子らしく柔らかいイメージです。
オーロラパウダーは幻想的な耀きになるので、手軽に美しくグラデーションネイルを仕上げたいという方におすすめできます。
冬のネイルで気をつけること
ネイルは、ベースをしっかり整えておけば綺麗な状態を長く保てるイメージがあるかもしれません。しかし、冬はネイルの持ちが悪くなりやすいので要注意です。ここでは、冬のネイルで気をつけることを紹介するので、少しでも持ちをよくするためにチェックしておきましょう。
乾燥しないように保湿をする
冬は空気が乾燥するので、スキンケアでも保湿力の高いアイテムにチェンジする方も多いのではないでしょうか。実は、ネイルも乾燥の影響を大きく受けます。
夏は指先が乾燥しない方でも、冬になるとささくれやヒビ割れができてしまうという方も少なくありません。指先が乾燥すると、爪も乾燥して柔軟性がなくなるため、ジェルネイルがはがれやすくなるので要注意です。
こまめにハンドクリームでケアをするのはもちろん、手を洗った後に乾燥を感じたときは、ネイルオイルを塗って根元から保湿することをおすすめします。ネイルが保湿されていれば、リフト(浮き)を防げるのはもちろん、多少根元が伸びても目立たず綺麗なネイルを保つことが可能です。
お湯で洗い物をする
洗い物をするときには、お湯を使うとネイルの持ちがよくなります。さらに、水仕事をする前にネイルオイルをしっかり塗り、ビニール手袋をして洗い物をするのがおすすめです。オイルを塗ってビニール手袋をしてからお湯を使うと、お湯の温かさでネイルオイルの浸透が高まるので、水仕事をしてもネイルを綺麗な状態で維持できます。
ただし、素手でお湯を使ってしまうと、洗剤とのダメージとあいまってより乾燥してしまうので注意しましょう。水仕事をするときは、必ずビニール手袋を装着することを忘れないでください。
甘皮やささくれ処理のケアを行う
ジェルネイルやポリッシュネイルをする前には、甘皮やささくれを処理するのが一般的です。しかし、簡単な処理だけで冬ネイルは長持ちしません。
ネイルサロンでジェルメニューをしてもらったり、セルフネイルをしたりするときに行うドライケアは簡易的なケアになるので、甘皮やささくれを完全に処理できていないことがあるのです。
しっかりとしたケアは、手をお湯につけて爪の根元をふやかしてから行います。ふやかすと余分な角質は自然に落ちますし、皮膚に負担をかけることなく甘皮やささくれを処理できるので、完全に取り除くことが可能です。もしネイルをしても持ちが悪い場合は、処理のケアができていない可能性もあるので、しっかり取り除きましょう。
まとめ
グラデーションネイルは、単色カラーだけでも凝った印象になるので、手軽に指先のおしゃれを演出できます。また、ラメやホロを埋め込んだり、雪の結晶のネイルシールを貼ったりするなど、少しアレンジするだけで華やかな季節感のあるネイルに仕上がるのも魅力です。
ただ、初心者の方はカラーをぼかしたり濃淡をつけたりするのは、少しハードルが高いかもしれません。もし、思うようなグレデーションにならないときは、まずはプロの施術を受けてみましょう。間近でぼかしのテクニックを見ておけば、セルフネイルでも綺麗なグラデーションネイルが楽しめるようになりますよ。