「ネイルサロンにいってみたいけれど、メニューの内容がわからなくて選べない」という方も多いのではないでしょうか。
ネイルサロンのメニューには、専門用語が使われていることが多いです。「短い爪を長くしたい」「オフィス対応のデザインネイルを楽しみたい」といったように施術内容が決まっていても、初めての場合はどのメニューが当てはまるのか、わかり難く感じるかもしれません。
料金に関しても、メニューに記載のある金額が片手分なのか、両手分なのかもわかり難く、費用が気になるという方もいらっしゃいます。
そこで今回は、ネイルサロンでのメニューの選び方を基本から詳しく解説していくので、メニューがわからないせいでサロンに行けないという方は参考にしてみてください。
メニューの選び方①:ネイルサロンでお手入れしたい箇所はどこ?
まずは、ネイルサロンでお手入れしたい箇所を決めておきましょう。ネイルサロンというのは、手の爪だけではなく、爪に関わっている箇所であればケアメニューが用意されています。そのため、最初にお手入れしたい場所を選ぶ必要があります。
手の爪をお手入れしたいなら「ハンド」を選ぶ
手の爪をお手入れしたいなら「ハンド」を選びましょう。ネイルサロンは、ジェルネイルやマニキュアなどで爪先を華やかにするだけではなく、爪や手の健康をサポートするメニューをそろえています。ハンドクリームなどでケアをしても、どうしても肌が荒れてしまう方や二枚爪になってしまう方は、ハンドメニューをチェックしてみてください。
メニューはサロンによって異なりますが、以下のようなケアがあるので目的にあったメニューを選ぶといいでしょう。
<ネイルサロンで提供していることの多いケアメニュー>
- ウォーターケア(基本的なハンドケア)
- 保湿ケア(保湿を重視したケア)
- ファイリング(爪の長さを整える)
- バッフィング(爪の表面を磨く)
- パラフィンパック(スペシャル保湿ケア)
- 甘皮ケア(爪の根元部分の甘皮ケア)
- ハンドジェルネイル
- ハンドポリッシュネイル
足の爪をお手入れしたいなら「フット」を選ぶ
足の爪をお手入れしたいなら「フット」を選びましょう。
足の爪のお手入れは大変なので、ネイルケアをしようと思っていても、ついつい後回しにして放置してしまう方も多いようです。しかし、サンダルなど素足で靴を履くときや座敷に上がるときは、思っている以上に足先が見られています。
フットの爪のお手入れができていないと身だしなみがおろそかになっている印象を与えてしまうので、可能であればハンドとあわせてケアをするのがおすすめです。フットメニューは以下のようなものがあります。
<フットケアのメニュー>
- フットケア(角質処理や保湿ケア)
- フットジェルネイル
- フットポリッシュ
メニューの選び方②:ネイルを落とす必要はある?
お手入れをしたい場所を選んだら、次はネイルを落とす必要はあるかどうか、ご自分の爪をチェックしてみましょう。ジェルネイルやポリッシュネイルをする場合、ネイルを落とす必要があるかないかで選ぶメニューが変わってきます。
「ハンドジェルネイル」「ポリッシュネイル」などのメニューではオフが入っていないので、ネイルを落としてもらいたいときには、「オフ」というメニューを選んでください。「ネイルを落とす」という工程が入ると、施術時間も変わってくるのでメニューの選び方に注意してください。
ネイルを落として新しいネイルをつけるなら「付け替えオフ」を選ぶ
ネイルを落として新しいネイルをつけるのであれば、「付け替えオフ」というメニューを選びましょう。
付け替えオフというのは、今までしていたネイルをオフしてから新しくネイルをつけることです。ポリッシュであれば「ポリッシュオフ」、ジェルであれば「ジェルオフ」と呼びます。どのようなネイルであっても、施術後2~3週間ほど経つと自爪が伸びたり、ネイルが浮いてきたりするのでオフしなければなりません。
付け替えオフの場合、ネイルの施術代に加えてオフ代もかかってしまいます。そのため料金も高くなりますが、自分で無理にオフすると爪の表面が剥がれたり傷ついたりするので、必ずネイルサロンでオフしてもらってください。
オフ代はサロンによって異なりますが、他店でつけたネイルをオフすると若干高くなることもあるので、安く済ませたい場合は施術を受けたサロンでオフしてもらいましょう。
ネイルを落とすだけなら「ジェルオフ」を選ぶ
ネイルを落とすだけであれば、「ジェルオフ」というメニューを選びましょう。これは、名前どおりのメニューでジェルやポリッシュなどを落とすだけの施術です。新たにネイルの施術をするわけではないので、短時間で安全にオフできます。
ただし、スカルプチュアでネイルをしている場合は、ジェルやポリッシュよりもオフに時間がかかります。オフ代も少し高くなるので、スカルプオフをする場合は事前に時間や料金を確認しておくといいでしょう。
ネイルサロンによってはスカルプオフを扱っていないところもあるので、いきなりお店に行くのではなく、ホームページなどでメニューをチェックしてから行くようにしてください。
ネイルを落とさなくて良いなら何も選択したくて良い
ネイルを落とさなくて良いのであれば、「オフ」が入っているメニューを選択する必要はありません。サロンによってメニュー名は違いますが、「ワンカラー」「アートネイル」「ハンドケア」など、オフなしでご自身が希望するメニューを選んでください。
メニューの選び方③:爪の長さを延長したい?
ネイルの施術をするときには、形を整えるためにファイルで爪を削ります。そのため、爪の状態やデザインによっては短くなってしまうことがあります。爪を短くしたくない、もしくは今よりも長くしたいという場合には、長さをだせるメニューを選びましょう。
爪の長さを延長したいなら「長さだし」や「スカルプ」を選ぶ
爪の長さを延長したいなら、長さだしやスカルプなどのメニューを選ぶ必要があります。長さだしの方法は、ジェルスカルプチュアとアクリルスカルプチュアの2種類です。
ジェルにはアートなどがやりやすい緩めのテクスチャとハードで形が崩れ難い硬めのテクスチャがあり、少しだけ長さだしをしたいときに適しています。
アクリルスカルプチュアというのは、アクリルパウダーにアクリルリキッドを混ぜて長さだしをします。ジェルスカルプチュアよりも丈夫なので、自爪よりも長くする施術をしたいときにおすすめです。
ただし、アクリルスカルプチュアを自爪に定着させるためには、かなり目の粗いファイルで表面を削らなければいけません。そのため、爪への負担が大きく、オフの際にも時間がかかります。アクリルスカルプチュアは自爪へのダメージが大きいので、施術を受ける前にしっかり説明を聞いておきましょう。
自爪の長さのままで問題ないなら何も選択しなくて良い
自爪の長さのままで問題がなければ、長さだしをする必要はありません。ハンドジェルネイルやワンカラーなどのメニューであれば長さだしはしないので、何も選択しなくて大丈夫です。そのまま「メニューの選び方④」でデザインを選んでください。
メニューの選び方④:爪のデザインはどうする?
施術を受ける場所、オフや長さだしの有無を決めたら、いよいよデザイン選びをします。ネイルデザインは無限にあるので、どのように選べばいいか迷ってしまう方も多いかもしれません。しかし、デザインが決まらないと施術できないので、あらかじめ自分が好きなデザインのベースを考えておきましょう。
ネイリストのアドバイスを受けながらアレンジを加えていけば、お気に入りのネイルデザインが楽しめます。
1色でシンプルに仕上げたいなら「ワンカラー」を選ぶ
1色でシンプルに仕上げたいなら、「ワンカラー」を選択しましょう。ワンカラーというのは、名前の通り1つのカラーで仕上げるメニューです。基本的には10本の爪すべてを同一カラーにするので、料金も比較的安く、施術時間も短いところがメリットです。
ピンクベージュやベイビーピンクなど、ヌーディーなカラーにすれば、オフィスネイルにも対応できます。
ワンカラーは簡単なイメージがあるかもしれませんが、ムラにならないように塗布するのは意外に難しいです。プロの施術では均等でムラのない綺麗な仕上がりになるので、セルフネイルとは格段に違う美しいネイルが完成します。
カラーをビビッドな色合いや個性的な色にするだけで差し色にもなるので、シンプルなファッションでもおしゃれ上級者を演出できるでしょう。
グラデーションに仕上げたいなら「グラデーション」を選ぶ
グラデーションに仕上げたいのであれば「グラデーション」というメニューを選びましょう。
グラデーションというのは、爪の先端部分から根元にかけて色の濃淡がつけられているネイルデザインです。基本的に爪の先端部分が一番濃く、根元に向かって薄くなっていくので、ブルーやグリーンなどビビッドなカラーやラメネイルでも派手になりすぎません。
ピンク系やベージュ系であればナチュラルな仕上がりになりますし、パープル系やホワイト系なら上品な仕上がりになります。
ワンカラーと違って全体的にクリア感があり、根元部分は透明なので爪が伸びても気になりません。カラー次第でオフィスネイルにも対応できますし、こまめにネイルサロンに行くのが難しい方でも綺麗な仕上がりを維持できるのでおすすめです。
決まっているデザインから選びたいなら「定額メニュー」を選ぶ
ネイルサロンには、ネイリストが作成したネイルデザインのサンプルがあります。このサンプルの中からデザインを選ぶ形で問題なければ、定額メニューがおすすめです。
定額メニューは料金ごとに施術内容が異なりますが、希望するデザインの料金があらかじめ決まっているので安心して施術を受けられます。
定額メニューの内容や料金はサロンによって違いますが、一例を挙げると以下のようなメニューになります。
5,000円メニュー | ワンカラー/アート2本 |
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7,000円メニュー | グラデーション、フレンチ、ワンカラーから選べる ストーンは合計20粒 |
10,000円メニュー | カラー4色まで可/アート、ストーン制限なし |
定額メニューであれば、自分好みのデザインをサンプルの中から探すだけでいいので、具体的なイメージがわかない方でもネイルデザインを決めやすくなります。
お好みのデザインなど希望があれば「デザインメニュー」を選ぶ
「好きなブランドのロゴを入れたい」「10本の爪をすべて違うカラーで仕上げたい」など、希望のデザインが決まっているのであれば「デザインメニュー」を選びましょう。
デザインメニューというのは、どのようなデザインであっても要望どおりに仕上げてくれるメニューです。キャラクターなどは描けないことがあるかもしれませんが、カラーバリエーションもネイルパーツにも制限はないので、思い通りに仕上げてもらえます。
ただし、カラーやストーンの数、施術の難易度によって料金が変わるので、希望のデザインにした場合いくらかかるのかは事前に聞いておきましょう。
メニューの選び方➄:その他に頼みたいオプションはある?
ネイルサロンには、ハンド・フットケアやハンド・フットネイルにプラスできるオプションがあります。デザインが決まったらその他に頼みたいオプションがあるか、メニュー表をチェックしましょう。
亀裂の補強をする爪はあるか?
亀裂が入っている自爪がある場合は、リペアメニューを追加しましょう。自爪に亀裂が入ったままでは、たとえ綺麗にネイルをしても、何かの拍子でジェルネイルごと割れてしまう可能性があります。
リペアというのは、亀裂が入った部分をシルクなどで補強し、ジェルを乗せて強化する施術です。亀裂部分を強化してからネイルをすれば簡単に割れることはありません。リペアメニューは1本単位で施術が受けられるので、亀裂を補強する爪がある場合は必ずオプションでつけてください。
施術をしてもらいたいネイリストはいるか?
ネイルサロンでは、ネイリストの指名を受け付けていることが多いです。指名料の有無はサロンによって異なりますが、施術が上手だったり会話がはずんだりするネイリストがいれば指名してみてください。
ネイルは、施術のスキルによって仕上がりや持ちが変わります。希望どおりのデザインをしてくれたネイリストがいたときや、特定のネイリストのデザインが気に入ったときは、ネイリストを指名するのがおすすめです。
初回では指名できないとしても、慣れてきたら指名をすることで施術時間を楽しめるでしょう。
まとめ
ネイルサロンのメニューは、専門用語が使われていたり、サロン独自の用語で記載されていたりするので戸惑うこともあるかもしれません。しかし、メニューの内容がわからなかったとしても、希望する施術が決まっているのでればサロンで相談してみましょう。自分の希望や要望を伝えることで、ネイリストが適したメニューを案内してくれます。
パソコンやスマホを使うときに、指先は常に目に入ります。指先が自分好みのネイルだと、それだけで気分も上がるので、ぜひネイルサロンでプロの技術を体験してみてください。