ネイルが映える指先というと、色白な指先を思い浮かべる方も多いかもしれません。たしかに白がベースになっていると、どんなカラーでも似合います。反対に、色黒や小麦色だとカラー合わせが難しいので、ネイルを楽しめないという方もいるでしょう。
しかし、地黒でも小麦肌でも似合うネイルカラーはあります。ここでは、色黒肌や小麦肌で楽しめるネイルを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
色黒肌・小麦肌でもネイルを充分に楽しめる!
色黒肌・小麦肌でも、ネイルを充分に楽しむことは可能です。
「好きなカラーがあるけど似合わない」「可愛い系のデザインは浮いてしまう」など先入観を持っている方もいるようですが、そんなことはありません。原色の洋服が黒人女性に似合ったり、マリンカラーが小麦色の肌に似合ったりするように、ネイルにも似合うカラーやデザインがあります。
カラーやデザインによっては、白い指先よりも色黒の方が似合うものもあるので、もしも今までやったことのないネイルデザインがあれば、ぜひチャレンジしてみましょう。
色黒肌・小麦肌に似合うネイルカラーとデザイン8選
色黒肌や小麦肌といっても度合いは人によって異なりますが、基本的に白ではなく、褐色の肌のことをいいます。つまり、ダークな色味の肌なので、色白肌よりも健康的な印象を与えられるのが特徴です。
そのため、色白肌がつけると派手な印象を与えるネオンカラーでも元気な印象になったり、暗いイメージのあるダークカラーでもクールに仕上げたりできます。
ここでは、色黒・小麦肌に似合うネイルカラーやデザインを見ていきましょう。
ネオンカラー
普通なら、けばけばしい印象になってしまうネオンカラーですが、褐色肌には相性がぴったりです。ネオンイエローやネオングリーン、ビビッドピンクは、褐色の肌を美しく引き立たせてくれると同時に、元気で華やかな印象をプラスしてくれます。
色が派手なので、デザインはしつこくなりすぎないワンカラーやフレンチがおすすめです。もし抵抗感がある場合は、爪の先端に細くネオンカラーのフレンチを入れたり、2~3本だけネオンカラーにするデザインにしてみたりするといいでしょう。
ヌーディーカラー
上品な仕上がりを目指すのであれば、ヌーディーカラーがおすすめです。ベージュやピンクのヌーディーカラーは、褐色の肌に自然に馴染むので、ネイルが悪目立ちしません。ツヤ感のあるトップコートで仕上げれば、より美しい指先を演出できます。
ただし、肌よりも暗い色味にすると、手の全体的な印象が暗くなってしまうので、肌より少し明るめの色を選ぶのがポイントです。透明感のあるシアーカラーにすれば、オフィスネイルにも対応できます。
クリームカラー
少し肌のトーンがダークで、爽やかなホワイト系カラーを使いたい場合は、クリームカラーをチョイスしましょう。肌の色味が濃い場合、真っ白なホワイトネイルにしてしまうと、色の対比がくっきりしすぎて指先だけ浮いてしまいます。ホワイトにイエローが少し混ざったクリームカラーであれば、肌馴染みがよくなるのでネイルが浮くことはありません。
クリームイエローなら、ワンカラーはもちろん、フレンチネイルでもアートネイルでも、派手にならず爽やかな印象に仕上がります。ラメやホロを重ねれば華やかなイメージになりますし、ターコイズやシルバー系のネイルパーツをあしらえばカジュアルになるので、ファッションに合わせやすいのもおすすめポイントです。
リップカラー
褐色の肌には、口紅のような赤い色味のリップカラーも似合います。色白さんがリップカラーをつけると、合わせるファッションやデザインによっては、かなり派手で浮いてしまいます。しかし、褐色の肌であれば色との対比によって派手さが消えるので、セクシーでありつつも健康的な仕上がりです。
ただし、紫など暗めのカラーは肌をくすませてしまうので、リップカラーにする場合はパキッとした明るい色をチョイスしてみてください。
パールカラー
さりげなく華やかなネイルにしたいなら、パールカラーがおすすめです。ラメの粒子が細かいので、ベースが紫やグレーなど地味なカラーでも美しい指先にしてくれます。また、きめ細やかな光の反射が肌を明るくきれいに見せてくれるので、肌のくすみも気になりません。
ヌーディーカラーはもちろん、ピンクやホワイトなど明るいカラーでも上品に仕上がるので、オフィスネイルとしても楽しめます。
マットカラー
色黒さんや小麦肌さんの場合、ブラック系のカラーはネイルが目立ちにくく、肌もくすんだ印象を与えてしまいますが、マットカラーにすれば一気におしゃれになります。ブラックのワンカラーをマット仕上げにするだけで、モダンな印象になるのがマットカラーの魅力です。
シルバーやゴールドラメをあしらったり、アイシングで囲んでミラーパウダーを塗ったりするだけで、クールかつ華やかに仕上がります。外しでツイードチェックデザインを合わせるのもおすすめです。
ダークカラー
小麦肌さんには、あえてのダークカラーがおすすめです。ブラックやブラウン、ネイビーなどのダークカラーは褐色の肌に合わないといわれることもありますが、少し日焼けをしている小麦色の肌であれば、逆にかっこいい系の仕上がりになります。
カジュアルなファッションでもクラシックなファッションでも浮かないので、いろいろなファッションを楽しみたい方はダークカラーで遊んでみましょう。ダークカラーはワンカラーでも映えますが、縦グラデーションや逆フレンチなど遊び心のあるデザインもおすすめです。
コーラルピンク・サーモンピンク
健康的なイメージの褐色肌にピンクを使うと、可愛さとヘルシーさがぶつかってしまうこともあります。しかし、コーラルピンクやサーモンピンクであれば肌から浮きません。どちらもオレンジがかったピンクなので、色黒肌と相性がよいカラーです。
肌の色味に合わせて選べば、ナチュラルでも可愛らしさを取り入れたネイルに仕上がります。
色黒肌・小麦肌に似合うネイルデザイン5選
色黒肌・小麦肌に似合うネイルカラーが分かったら、次はデザインをチェックしてみましょう。カラーが浮かなければ、基本的にはどんなデザインでもいいのですが、ここではネイルをワンランクアップさせるデザインを紹介していきます。
ワンカラーネイル
ワンカラーネイルは名前の通り、10本の爪に単色のカラーを塗るデザインです。リップカラーやネオンカラーなどでワンカラーにすると「派手になるのでは?」と思うかもしれません。しかし、意外にも褐色肌であれば、派手な色のワンカラーはかっこよく仕上がります。
ヌーディーカラーであればオフィスネイルにも対応できますし、パールカラーであれば上品に仕上がるので、シチュエーションを選ばずきれいな指先を楽しめます。ワンカラーは簡単なデザインに見えますが、爪の形やラインをきれいに整える必要があるので、プロのネイリストさんに任せるのが正解です。
グラデーションネイル
指先を長く見せたいという方は、グラデーションネイルがおすすめです。根元から爪の先端に向かって色が濃くなっていくグラデーションネイルは、カラーを選ばないデザインなので好きな色で楽しめるのがポイントになります。
根元をクリアにすれば、爪が伸びてきても目立たないので、ネイルチェンジをする時間が取れない方にもおすすめです。
ニュアンスネイル
ぼんやりしたデザインは色黒さんに似合わないイメージがあるかもしれませんが、ニュアンスネイルなら褐色肌でもぼやけません。
ピンクやミルキーブルーなどパステルカラーだと微妙ですが、ダークカラーやヌーディーカラーで色ムラを作ったり、グレーとコーラルピンクなどをランダムに置いたりするニュアンスネイルであれば、肌に馴染みます。
同じように色ムラのあるシェルを埋め込めば、ワンランク上のニュアンスネイルに仕上がるので、おしゃれな指先を楽しめるでしょう。
メタリックネイル
きらきらとまぶしく光るネタリックネイルは、ワンポイントにぴったりのデザインです。光の反射で、暗く見えがちな褐色肌も明るくしてくれるので、くすみが気になる方に
もおすすめといえます。メタリックはラメよりもぎらぎら感が少ないので、派手になりすぎないデザインに仕上がるのが特徴です。
マグネットネイル
マグネットネイルは、鉄粉が入ったジェルやポリッシュを使ったデザインネイルです。磁石を当てると、鉄粉を動かせるので、光を自由自在にデザインできます。色黒さんや小麦肌さんには似合わないといわれるマグネットネイルですが、光の出し方次第では褐色肌にも映えるデザインです。
ヌーディーカラーやダークカラーと合わせれば、派手すぎず地味すぎず、とても上品なネイルに仕上げられます。
色黒肌・小麦肌に似合うネイルを知るために「パーソナルカラー診断」を受けるのもひとつの手
ネイルカラーの選び方に決まりはありませんが、素敵な指先を目指すのであれば、色黒肌・小麦肌に似合ったカラーを選ぶ必要があります。そこでおすすめしたいのが、パーソナルカラー診断を受けることです。
色黒・小麦肌といっても、イエローよりの方もいればブルーよりの方もいるので、似合うカラーも微妙に変わります。
ここでは、イエローベースとブルーベースそれぞれに似合うカラーを紹介していくので、自分の肌色に近いベースカラーでネイルを選んでみてください。
イエローベース春
イエローベースの方は、コーラルピンクやサーモンピンクがおすすめです。ピンクはたくさんのバリエーションがありますが、原色系のピンクは派手になりすぎてしまい、春の柔らかな雰囲気からは少し浮いてしまうでしょう。オレンジが混ざったコーラルやサーモンのピンクであれば、ピンクが持つ甘さをほどよく調和してくれるので、肌の色に馴染んでくれます。
もっと落ち着いた色味にしたい場合は、カフェオレベージュやミルキーベージュなどベージュのカラーベースにしてみると、地味すぎず派手すぎず品のよいネイルに仕上がるでしょう。
イエローベース秋
イエローベースの秋ネイルは、ダークブラウンや思い切ってレッドを選んでみるのがおすすめです。こういったカラーは、色黒や小麦色に似合わないイメージがありますが、濃いめの色味は肌を白っぽく見せてくれます。そのため、思っているよりもイエローベースの肌との相性が抜群です。
ダークブラウンの場合は、サブにカフェオレベージュなど少し薄いブラウンカラーを取り入れると、悪目立ちせずシックに仕上がります。レッド系はワンカラーでも素敵ですが、金箔やゴールドスタッズなどをアクセントデザインに取り入れると、秋らしい仕上がりになるでしょう。
ブルーベース夏
青みを帯びたブルーベースの夏ネイルには、アイシーピンクやローズピンクなど青みがかったピンクがおすすめです。これらのカラーは色白の方にも似合いますが、ピンク系でも甘さを抑えた色味なので、ブルーベースの肌にも適しています。
また、透明感のあるピンクなので夏でも涼やかな指先を楽しめますし、デザインを取り入れてもくどくならないのも魅力です。サブカラーにホワイトを取り入れれば爽やかな印象に、グラデーションやボーダーデザインなら大人可愛い印象に仕上がります。
ブルーベース冬
ブルーベースの場合、濃い色味のカラーは浮いてしまうので、冬はオレンジベージュやグレージュ、ラベンダーなど淡い色味をセレクトするのがベストです。淡い色味でも、ニットネイルやマットネイルなどひと味アクセントをつけることで、温かみのある指先に仕上がります。
濃いめのカラーが好みであれば、ネイビーやダークグリーン、ダークレッドなどのカラーをチョイスしてみてください。外しに少し薄いグレーやブラウンを入れれば、肌に馴染みやすくなり、濃いカラーが主張しすぎるのを防いで上品な指先を演出できます。
まとめ
色白さんにも色黒・小麦肌さんにも、それぞれに似合うデザインやカラーがあります。同じ色でも、色白さんは上品に見える、色黒さんなら爽やかに見えるなど印象も違ってきますが、どちらにしても素敵なネイルに仕上がるでしょう。
しかし、アニマル柄やアートネイルなどは、カラーの使い方次第では色黒・小麦肌の方が派手になりすぎず肌に馴染みやすいので、おしゃれの幅は広がるかもしれません。ワンカラーや定番カラーしかしなかったという方でも、これからはいろいろなデザインを楽しんで、自分好みのネイルを見つけてみてください。