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水性ネイルとは?メリットやデメリットについて解説!

昨今SNSを中心に話題となっている「水性ネイル」。「水性では手を洗ったときに落ちてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、もちろん水だけで落ちることはありません。

 

ネイルポリッシュやジェルよりも爪への負担が少なく、ネイル独特の嫌な臭いもしないうえに簡単に落とせることから、爪が弱い人やネイル禁止のオフィスで働いている人に人気です。そこでこの記事では、水性ネイルのメリットやデメリット、使い方や落とし方について詳しく解説します。水性ネイルが気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

水性ネイルとは?

水性ネイルはその名のとおり、「水」を主成分に作られているネイルです。カラーバリエーションも豊富で、仕上がりは一般的なマニキュアと変わりません。

 

マニキュアには、人体に有害とされている酢酸ブチルやトルエンなどの有機溶剤が含まれています。刺激の強いシンナー臭が特徴で、使い方を間違えると体調を崩したり爪が傷んでしまったりする恐れのある物質です。

 

水性ネイルにはこれらの有機溶剤が含まれておらず、商品によってはパラベンフリーのものもあるので爪に優しく、ダメージが少ない点が特徴です。そのため、嗅覚が敏感な人や有害成分への抵抗力が低いお子さんでも安心して使えます。

 

水性ネイルの種類

水性ネイルには、「ピールオフタイプ(はがせるタイプ)」と「お湯やエタノールで落とすタイプ」の2種類があります。

 

ピールオフタイプの水性ネイルには「はがせる成分」が配合されています。成分はメーカーによって異なりますが、基本的に何の道具も使わずにネイルをはがせるという点が特徴です。マニキュアの場合は除光液が必要ですが、ピールオフタイプははがすだけなので爪へのダメージを軽減できます。

 

お湯やエタノールで落とすタイプは、35~40℃ぐらいのお湯に浸したり、エタノールで拭き取ったりするだけでオフできるところが特徴です。ピールオフタイプに比べると多少手間はかかりますが、より綺麗な仕上がりが1日中続きます。

 

水性ネイルのメリット

水性ネイルには、主に4つのメリットがあります。ここではそれぞれのメリットについて解説していきます。

 

爪に優しい成分でできている

水性ネイルの一番のメリットは、爪に優しい成分でできている点です。水性ネイルの主成分は、肌に害を与えない「水」です。身体に有害となる有機溶剤が入っていないので、大人はもちろん子どもでもネイルを楽しめます。

 

そうはいっても、有機溶剤がどのように有害なのかが分からないと、メリットを感じられないかもしれません。そこで、一般的なマニキュアに含まれる有機溶剤の種類や特徴を紹介します。

 

・ホルムアルデヒド
発がん性物資として耳にしたことがある人も多いかもしれません。日本ではマニキュアを含む化粧品への配合が禁止となっていますが、外国では禁止成分ではないので、海外ブランドのマニキュアには含まれている場合があります。

 

・トルエン
マニキュアの溶媒(ほかの物質を溶かすための物質)として用いられており、マニキュア特有のシンナー臭の元となる物質です。中枢神経に影響を及ぼし、頭痛やめまいなどのリスクがあります。過剰摂取をすると意識喪失や呼吸困難になることもある怖い成分です。

 

・フタル酸ジブチル
ホルムアルデヒドと同じく発がん性物質で、胎児に悪影響を及ぼすリスクがあるともいわれています。特に妊婦さんや子どもは注意が必要です。

 

マニキュアに含まれる有機溶剤は上記の物質だけではありません。マニキュアの成分表示は文字が小さく見にくいうえに、専門知識がないと判断がむずかしい内容が多いです。水性ネイルであれば有機溶剤はいっさい使われていないので、安心してネイルを楽しめます。

 

ツンとした嫌な臭いがしない

マニキュアには、鼻にツンとくるような独特の臭いがあります。しかし、水性ネイルには有機溶剤が入っていないので嫌な臭いもしません。人によってはマニキュアの臭いが苦手だったり、気分が悪くなったりするせいでネイルができないこともありますが、水性ネイルであれば臭いを気にせずネイルを楽しめます。

 

除光液がなくても簡単にオフできる

水性ネイルは、はがしたりお湯に浸したりするだけで簡単にオフできます。爪やお肌への負担が少ない点も大きなメリットです。

 

マニキュアを落とすために必要な除光液にも、アセトンという有害物質が含まれています。アセトンフリーの除光液もありますが、オフに時間がかかったり爪が乾燥したりする場合があります。水性ネイルは特別なツールを用いなくてもオフできる手軽さも魅力です。

 

二枚爪や薄い爪の保護に向いている

水性ネイルは爪やお肌に負担をかけにくいため、二枚爪や薄い爪の保護目的で使用したい人に適しています。普段マニキュアやジェルネイルをしている人が、爪を休ませたいときにもおすすめです。

 

水性ネイルのデメリット・注意点

水性ネイルにはメリットがある反面、デメリットもあります。注意点とあわせてチェックしておきましょう。

 

モチが悪い

水性ネイルの一番のデメリットは、モチが悪いという点です。簡単にオフできるのはメリットですが、手軽に落とせるということはそれだけ「落ちやすい」という意味でもあります。

 

食器を洗ったりお風呂に入ったりするだけでも落ちてしまうので、すぐに塗り直さなければなりません。少しでも長持ちさせたい場合は、モチをよくするベースコートやトップコートを併用しましょう。

 

カラーや種類が普通のマニキュアに比べて少ない

一般的なマニキュアに比べ、水性ネイルは生産しているメーカーが少なく、まだまだ認知度も高くありません。そのため、カラーや質感のバリエーションが少ないというデメリットがあります。

 

ワンカラーのシンプルなデザインであれば問題ありませんが、デザイン性のあるネイルを楽しみたい場合は、少し物足りなく感じてしまうかもしれません。

 

実店舗で販売している場所が限られている

実店舗での販売が限られている点も、水性ネイルのデメリットといえます。実際に商品を見て購入したい人からすると、少し不便に感じるかもしれません。現時点では通販での販売がメインとなっているので、現物を見られない点に不安を感じる場合があります。

 

水性ネイルがおすすめの人

水性ネイルは実店舗での販売が限られているので、わざわざ購入する手間を考えると、使うのをためらってしまう人もいらっしゃるでしょう。しかし、以下の項目に当てはまる人には特に水性ネイルがおすすめです。ぜひ一度手に取ってみてください。

 

マニキュア独特の臭いが苦手な人

マニキュア独特の臭いが苦手な人には、水性ネイルがおすすめです。水性ネイルには有機溶剤が入っていないので、ネイル独特のツンとした臭いがしません。マニキュアを塗っている際に、臭いで気分が悪くなったり頭が痛くなったりしたことがある人は水性ネイルを試してみましょう。塗った後も臭いはないので、快適にネイルを楽しめます。

 

簡単にネイルを落としたい人

水性ネイルは、とにかく簡単にネイルを落としたい人にもおすすめです。水性ネイルには、「はがすだけのピールオフタイプ」と、「お湯やエタノールで落とせるタイプ」の2種類があります。

 

ジェルネイルはオフするだけでも相当な時間がかかりますが、水性ネイルであれば早ければ数分で簡単に落とせるので、手間をかけずに爪をリセットできます。特別なツールが必要ない点もポイントといえるでしょう。

 

1日だけネイルを楽しみたい人

水性ネイルは、仕事や学校の都合などにより、短期間だけネイルを楽しみたい人にもおすすめです。水性ネイルであれば、はがしたりお湯に浸したりするだけでオフできるので、1日ネイルにもぴったりです。除光液を購入する必要もないので、無駄な出費も抑えられます。

 

また、「急な冠婚葬祭で派手なネイルを隠さなければならなくなった」という場合にも、水性ネイルが活躍します。シンプルなカラーの水性ネイルを塗布してネイルを一時的に隠し、必要がなくなったら水性ネイルだけをオフすればいいので簡単です。

 

数日の予定のためにマニキュアやジェルネイルを落とすのは、想像以上に手間や時間がかかります。時間をかけずになんとかしたい人は、ぜひ試してみてみてください。

 

爪が弱ってしまった人

除光液を頻繁に使ったりジェルネイルを繰り返したりすると、爪が薄く弱々しくなってしまいます。また、もともと爪が薄いという人がマニキュアやジェルネイルをすると、薄い爪に負担がかかり、爪が割れてしまうなどのトラブルにつながりかねません。

 

弱っている爪は保護する必要がありますが、マニキュアには有機溶剤が含まれているため、さらに爪を弱める原因になってしまいます。一方で、水性ネイルは水が主成分なので、爪が弱ってしまった人でも負担をかけずに爪を保護できます。

 

水性ネイルの使い方や落とし方

「水性ネイルを試してみたい」と思っても、主成分が水となると、使い方や落とし方で戸惑ってしまう人もいるかもしれません。そこでここからは、水性ネイルの使い方や落とし方について解説します。水性ネイルを使ってみたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

水性ネイルの使い方

「水性」といっても、使い方は一般的なマニキュアと同じです。適量をハケに取り、瓶の口で余分な液をしごいて爪に塗布するだけです。ただしこれだけではモチが悪く、すぐ落ちてしまうので、水性ネイル専用のベースコートやトップコートを使うのがポイントになります。

 

最初にベースコートを塗布し、しっかり乾いたら水性ネイルを塗布してください。水性ネイルが乾いたら、トップコートを塗って完成です。ベースコートやトップコートの効果で爪の凹凸をカバーでき、より美しい仕上がりになります。

 

なお、一般的なマニキュア用のベースコートやトップコートを使ってしまうと、オフするときに除光液が必要になります。爪に優しい水性ネイルを使用しても意味がなくなってしまうので、必ず水性ネイル専用のものを使用しましょう。

 

水性ネイルの落とし方

水性ネイルの落とし方は、種類によって異なるのでそれぞれの落とし方をチェックしておきましょう。

 

・ピールオフタイプの落とし方
ピールオフタイプは、ネイルをペリッとはがすだけで落とせます。しかし、接着力が強いと爪の表面まではがれてしまうことがあるので注意しましょう。

 

ダメージを与えずにはがすには、お湯や水に少しネイルを浸すのがポイントです。数分浸すと爪とネイルに隙間ができて綺麗にはがれます。お風呂の時間を活用すると時短になります。

 

・お湯で落とすタイプ
お湯で落とすタイプの場合、ピールオフタイプよりも長めにお湯に浸すのがポイントです。

 

① 洗面器(もしくはフィンガーボール)に35~40℃ほどのお湯を入れて、10~15分ぐらいネイルを浸す
② ウッドスティックなどを使い、爪の根元やネイルが浮いてきた部分からゆっくりはがす

 

上記の落とし方が基本ですが、お湯の温度や浸す時間はメーカーによって異なります。事前に説明書をよく確認しておきましょう。

 

・エタノールで落とすタイプ
エタノールとコットンを用意してください。コットンにエタノールをたっぷり染みこませたら、ネイルに当てて優しく拭き取っていきます。エタノールが皮膚につくと乾燥してしまうので、最初は爪の真ん中部分を拭き取り、そこから左右、上下のネイルを落とすようにしましょう。

 

エタノールの濃度が低いと落ちにくく、爪に負担を与えてしまう場合があります。最低でも濃度が75%のものを用意してください。

 

まとめ

有機溶剤を含まない、爪に優しい水性ネイルは、「少しの間だけネイルを楽しみたい」「爪に負担をかけずにネイルがしたい」といった人におすすめです。簡単にやり直しがきくため、ネイル初心者がチャレンジしやすい点も魅力といえます。

 

ただし実店舗での販売が限られているため、マニキュアほど手軽に購入できるものではありませんが、職場や学校のルールが厳しくネイルをしたくても諦めている人には、ぜひ取り入れてほしい方法です。

 

簡単に落とせる反面「モチが悪い」というデメリットはあるものの、使い方はとても簡単です。水性ネイルで気軽に指先のおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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