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爪が栄養不足だとどんな影響がある?対策をして健康な爪を目指そう!

爪は乾燥に弱いので、季節の影響によって、割れたり欠けたりすることがあります。しかし、急に爪の健康状態が悪くなった、季節を問わず爪の状態がよくないという場合は、栄養が不足しているのかもしれません。

 

爪は、栄養不足の影響を最初に受けるパーツで、健康のバロメーターともいわれている部分です。栄養は、生命維持活動に関わる箇所へ優先的に運ばれます。そのため、生命維持にあまり関係のない爪に必要な栄養は、後回しにされてしまうのです。きちんと栄養が摂れていないと、爪の健康状態が悪化して、割れや欠けなどの症状が出はじめます。

 

ここでは、爪が弱くなる原因や必要な栄養素、爪を美しく保つケアなどを紹介します。爪の健康状態が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

爪が弱くなる原因

爪のトラブルを解消するには、その原因を把握して改善しなければなりません。爪が弱くなるのは、栄養不足が大きく関わっているのはもちろん、ほかにも原因があります。ここでは、爪が弱くなる原因を紹介するので、トラブル解消に役立ててみてください。

 

爪の栄養が不足している

爪を構成しているのは「ケラチン」というタンパク質です。ケラチンに含まれる「シスチン」というタンパク質由来の成分と結合することで作られており、タンパク質が不足すると爪が弱くなってしまいます。

 

しかし、爪に必要なのは、ケラチンだけではありません。ビタミンAやビタミンB群などのビタミン、鉄分や亜鉛などのミネラル類というように、さまざまな栄養が必要です。そのため、栄養バランスが崩れていたり、栄養不足になったりすると、健康な爪が作られずに弱くなってしまうのです。

 

爪の水分が不足している

肌の水分が不足すると肌荒れが起こるように、爪の水分が不足すると乾燥しやすくなり、弱くなってしまいます。

 

爪は硬いので、水分は関係ないと思うかもしれませんが、爪は勝手に伸びるものではなく、爪の根元にある爪母から作られています。爪母の部分は皮膚なので、水分が不足して乾燥すると新陳代謝が低下して、健康な爪を育成できなくなってしまうのです。

 

水分不足は、水分を摂らないことで起こるだけでなく、コーヒーやお茶のような利尿作用があるものを摂取することでも起こります。また、小麦粉食品は乾燥を引き起こすため、パンや麺類を主食にしてしまうと、水分不足になるリスクが高まります。

 

ネイルケアが不十分である

ポリッシュネイルやジェルネイルをオフするときに、ネイルオイルなどでしっかりケアをしないと、ダメージによって爪が弱くなってしまいます。

 

また、日常生活の中で、爪にダメージを与えることも少なくありません。パソコンのキーボードを爪で打ったり、食器洗いや洗濯をしたり、掃除や手洗いなど指先を使う家事をすると、衝撃や乾燥によってダメージが蓄積します。

 

ネイルケアをすればダメージを回復させられますが、ケアを怠ってしまうと爪のトラブルが起こりやすくなります。

 

何かしらのストレスを感じている

仕事や人間関係、育児などで何らかのストレスを感じていると、爪が弱くなることがあります。ストレスを感じると、体はそれに対抗するために交感神経を活性化します。交感神経が優位になると、血液がドロドロになったり、筋肉が硬直しやすくなったりすることで、血流が悪くなるのです。

 

本来であれば、交感神経は副交感神経と交互に働き、自律神経のバランスを整えます。しかし、ストレスによって交感神経ばかり働くと、血行不良が引き起こされるのです。そのため、爪母への血液が滞り、爪の生成に必要な栄養や酸素が行き渡らなくなることで、弱い爪になってしまいます。

 

爪の内側から強化するために必要な栄養素

爪の表面的なケアは、ハンドクリームやネイルオイルなどでできます。しかし、内側から強化するためには、爪に必要な栄養を摂取する必要があります。爪を健康にするには、新しい細胞で成長させなければなりません。新しい細胞を生成して古い細胞と入れ替えるには、成長するための栄養素が必要不可欠です。

 

ここでは、爪に必要な栄養素とその栄養素を含む食材を紹介するので、意識的に食生活に取り入れてみてください。

 

タンパク質

健康な爪作りに必要不可欠なのが、主成分となるケラチンです。ケラチンはタンパク質なので、しっかり摂取しましょう。

 

タンパク質には、動物性タンパク質と植物性タンパク質の2種類があります。動物性タンパク質は爪に弾力を与える働きがあり、植物性タンパク質には爪を強化する働きがあるので、両方をバランスよく摂ることが求められます。

 

動物性タンパク質を含む食材

肉の赤身部分

魚類

乳製品

大豆製品

卵など

植物性タンパク質を含む食材

豆類(乾燥大豆、エンドウ豆、枝豆など)

豆製品(豆腐・木綿、納豆など)

落花生

アスパラガス・ブロッコリー・芽キャベツ

アボカド

 

ビタミンA

新陳代謝を高めたり、細胞を活性化したりするビタミンAは、ケラチンを生成するために必要となる栄養素です。また、粘膜を作る栄養素であり、乾燥を防いで強化する働きもあるので、積極的に食事に取り入れましょう。

 

ビタミンAは油と一緒に摂ることで吸収力が高まることから、食材を炒めたりドレッシングをかけたりして食べると、効率よく栄養を摂取できます。

 

ビタミンAを含む食材

豚や鶏のレバー(生)

うなぎの蒲焼き

全卵

プロセスチーズ

緑黄色野菜(人参、ほうれん草、ブロッコリーなど)

うずらの卵 など

 

ビタミンB2

発育のビタミンともいわれているビタミンB2は、細胞の再生や成長を促し、新陳代謝を活性化してくれる栄養素です。成長促進効果は爪の成長にも関わっているので、ビタミンB2が不足すると、爪が弱くなって欠けや割れが起こりやすくなります。

 

ビタミンB2を含む食材

豚や牛、鶏のレバー(生)

焼き海苔、味付け海苔、

乾燥わかめ

豆類(納豆、きなこなど)

乾燥アーモンドなど

 

ビタミンE

ビタミンEには、強い抗酸化作用と血行促進作用があり、若返りのビタミンと呼ばれることから、アンチエイジング効果が期待できます。脂溶性ビタミンの1つなので、脂質の酸化を防ぐことで、血液内の栄養素や酸素を爪まで行き渡らせてくれる栄養素です。

 

ビタミンEを含む食材

めかじき

うなぎの蒲焼き

たらこ

西洋カボチャ

ナッツ類(無塩アーモンド、ピーナッツなど)

キウイ

アボカドなど

 

カルシウム

カルシウムは必須ミネラルの1つで、骨はもちろん、歯や爪の形成に欠かせない栄養素です。爪に含まれているのは、体内のカルシウムの0.1~0.2%ほどで、丈夫で健康な爪を作るためには必須となります。

 

カルシウムを含む食材

葉物野菜(小松菜、モロヘイヤ、菜の花など)

魚介類(わかさぎ、干しエビ、あゆ、ししゃもなど)

大豆食品(生揚げ、焼き豆腐、がんもなど)

乳性品(牛乳、アイスクリーム、チーズなど)

 

鉄分

爪を強化するにはコラーゲンという栄養素が必要で、このコラーゲン生成に関わるのが鉄分です。タンパク質やビタミンを摂っていても、爪が薄くて弱い方は鉄分不足が原因かもしれません。

 

女性は毎月月経があることから、どうしても鉄分が不足してしまうので、毎日の食事で鉄分補給をすることが望ましいといえるでしょう。限りがあるので、1度にたくさん摂るのではなく、3食に分けて摂取しましょう。

 

鉄分を含む食材

魚介類(天然あゆ、いわし、鰹、あさりなど)

肉類(赤身の牛肉、ラム肉、鶏・豚レバーなど)

野菜(小松菜、ほうれん草、大根菜など)

海藻類(青のり、干しひじき、焼き海苔など)

 

亜鉛

亜鉛は、爪のタンパク質の合成や細胞分裂を活性化させる栄養素であり、意識して摂取しないと不足しがちなので注意しましょう。亜鉛は、ビタミンCと一緒に摂ることで、吸収率がアップします。レモンやピーマン、ブロッコリーなどと合わせて摂るのがおすすめです。

 

亜鉛を含む食材

牡蠣

豚レバー

牛赤身肉

カシューナッツ

油揚げ

卵など

 

爪を強化するためにできるケア

栄養素を摂ることで、爪を内側からケアできます。しかし、栄養を摂ったからといって、すぐに爪が健康になるわけではないため、弱ったままの状態がしばらく続きます。爪の新陳代謝にはある程度の時間がかかるので、それまでは外側からのケアをすることも重要です。

 

ここでは、爪を強化するためにできるケアを紹介します。栄養の摂取と並行して、実践してみてください。

 

ハンドマッサージを行う

せっかく栄養を摂取しても、それが爪に行き渡らなければ、健康な状態を育めません。爪のまわりの血管はとても細いので、どうしても血流が滞りやすく、栄養も届きづらくなってしまいます。この状態を改善するには、ハンドマッサージが有効です。ハンドマッサージは手のひらから爪までの血行を促進できるので、栄養を行き渡らせられます。

 

ハンドクリームを適量とったら、手のひらや甲にまんべんなく塗り、指に向かって全体を優しくマッサージしましょう。手を十分にマッサージしたら、再度ハンドクリームをとって、指や爪のまわりに塗ってマッサージしてください。このときに、1本ずつ指の先端までマッサージすると、より血行が促進されます。

 

血行がよくなると、爪母の働きが活性化される ので、健康な爪が育つことにより爪の強化につながります。

 

ネイルオイルで爪を保湿する

ハンドクリームでマッサージするだけでも保湿はできますが、クリームは爪まわりの細かい部分に浸透しづらいため、しっかりと保湿するにはネイルオイルを使うのがベストです。

 

ネイルオイルは、甘皮部分に保湿成分を浸透させられるので、乾燥しやすい爪まわりをしっかり保湿できます。ネイルオイルを使うタイミングに決まりはなく、可能であれば手洗い後や仕事の合間、起床時や寝る前などこまめに塗るのがベストです。

 

ネイルオイルは何回塗っても問題ありませんが、大切なのは継続です。たまに塗っただけでは効果が出づらいので「スキンケアをするときに塗る」「洗顔後に塗る」など、習慣化しやすいタイミングを自分で決めて継続していきましょう。

 

爪が割れるのは病気の可能性もある

爪が割れるのは、単に弱っていることだけが原因ではなく、病気の可能性もあります。割れ方によって病気の種類は異なるので、気になる方はチェックしてみてください。

 

縦に割れている場合は、爪甲縦裂症という病気が考えられます。爪甲縦裂症は、加齢や爪の腫瘍、貧血などが原因とされている病気で、治療ではステロイドを使います。最初は小さな亀裂でも、放置をすると爪の先端から根元まで割れてしまったり、深い亀裂が入って強い痛みを伴ったりすることもあるので、注意してください。

 

横に割れている場合は、爪甲横溝の可能性があります。爪甲横溝は、亜鉛が不足することによって起こるといわれていますが、糖尿病や乾癬でも起こるので注意が必要です。横に割れると、その部分が弱くなっていると思うかもしれません。しかし、爪の根元の爪母がダメージを受け、爪の成長が妨げられることで起こるため、放置すると健康な爪が育たなくなってしまいます。なるべく早く対処することが重要です。

 

また、薄爪の状態で割れている場合は、爪甲層状分裂症の可能性があります。爪の表面が2層になって剥がれたり、層が複数重なったりするのが、爪甲層状分裂症の特徴です。

 

これは、栄養不足や水分不足(乾燥)が主な原因なので、栄養や水分をしっかり摂取することで、症状の改善が期待できます。栄養はバランスよく摂取すればよいものの、鉄分不足による鉄欠乏性貧血が原因になることもあるので、鉄分を意識して摂取するようにしましょう。

 

まとめ

爪は、キューティクルオイルで乾燥を防いだり、ジェルネイルなど強度を上げたりすることでケアできます。しかし、爪を健康にするためには、栄養の働きによる内側からのケアがとても重要です。

 

爪も肌と同じで、外側だけのケアでは健やかな状態を保てません。忙しい毎日の中では、食生活が乱れたり、栄養のことを意識できなかったりするかもしれませんが、そのままでは爪がどんどん弱くなってしまいます。また、栄養を必要としているのは爪だけではないので、体の健康にも影響が出る可能性もあります。

 

爪が健康でなければ綺麗なネイルも楽しめなくなってしまうため、爪に必要な栄養素は何かを理解して、栄養素を含む食材を意識的に食生活に取り入れていきましょう。

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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