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爪に優しいグラスネイルって何?詳しく解説します!

爪を補強する方法といえば、ジェルネイルやスカルプネイルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。これらの方法は爪をしっかり強化できますが、どちらも専用のアイテムをそろえなければならず、セルフで行うには技術や経験が必要です。プロのネイリストにお願いすれば手間はかからないものの、時間とお金がかかってしまいます。

 

これらの問題を解決し、手軽に爪を補強できるのが「グラスネイル」です。ここでは、グラスネイルの特徴やグラスネイルをおすすめする爪のタイプ、ネイルデザインなどを紹介します。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

グラスネイルとは?

「グラスネイル」というと、クリアネイルにシアーカラーを重ねて作る「ステンドグラスネイル」を想像する方も多いでしょう。しかし、グラスネイルは、ネイルデザインの一種ではありません。ジェルネイルやスカルプチュアネイルのようなネイルアートでもなく、爪を健康にするためのネイルです。

 

たとえば、ジェルネイルを施すと爪の強度が高くなり、爪に厚みを出したり長くしたりすることも可能です。その代わり、ベースコートを塗布する前にはサンディングをして、自爪に傷をつけます。さらに、オフするときに使うリムーバーは、爪の表面を溶かしてしまいます。そのため、ジェルネイルの付け替えを繰り返すと、自爪が薄くなってしまうことがあるのです。ただし、プロのネイリストによる施術であれば、大きなダメージはありません 。

 

グラスネイルはサンディングをする必要がなく、LEDライトやUVライトも不要です。アクリル樹脂を塗布し、スプレー式の専用硬化剤で硬化するので、薄い爪でも負担をかけずに補強できます。

 

また、ジェルネイルは爪が柔らかいと先端が浮いてしまうことがありますが、グラスネイルはジェルよりも硬く仕上がるので、浮くことはありません。そのため、柔らかい爪でもしっかりと補強することが可能です。つまり、グラスネイルとは、爪にダメージを与えることなく、補強できるネイルアートといえます。

 

グラスネイルの特徴

グラスネイルの特徴は、以下の3つです。

 

<グラスネイルの特徴>

  • 爪の負担の少なさ
  • 自然な仕上がり
  • 刺激臭の少なさ

 

ここでは、これらの特徴について解説していきます。

 

爪の負担の少なさ

グラスネイルの一番の特徴として挙げられるのが、爪への負担の少なさです。前述のとおり、ジェルネイルはサンディング(爪に傷をつける工程)をしたり、ジェルを硬化するためにLEDライトやUVライトで熱を発生させたりします。爪への負担が大きいことから、繰り返しジェルネイルをしていると、薄爪になってしまうことがあります。

 

一方、グラスネイルはサンディングをすることはなく、LEDライトも不要です。「ブラッシュオンボンダー」という専用液を刷毛に取り、刷毛をベースパウダーにつけて、グラスネイルミックスチャーを作ります。このミックスチャーを下処理後の爪に塗布し、好みの厚みが出るまで塗り重ねていきます。最後に「スプレーアクティベーター」という専用スプレーを吹き付けて、硬化すれば完成です。

 

このように、ジェルネイルとはまったく異なる工程で補強するので、爪に負担をかけないという特徴があります。

 

自然な仕上がり

グラスネイルはクリアなので、自爪の自然なピンクの色味で仕上がります。人工的なカラーは塗らないため、自然な仕上がりになるのも特徴です。表面は自爪よりも艶やかになりますが、滑らかなツヤ感が出るだけなので、ネイルデザインに厳しい学校やオフィスにも対応できます。

 

刺激臭の少なさ

グラスネイルには、スカルプチュアネイルのような刺激臭はありません。そのため、サロン内にも、ネイルサロン独特のネイル臭がないのが特徴です。

 

刺激臭に関しては、気にする・気にしないがあるかもしれませんが、ネイルは完了するまでに時間がかかるため、人によっては気分が悪くなることもあります。グラスネイルであれば、ネイル臭がない中で施術が受けられるので、ニオイに敏感な方でも安心です。

 

グラスネイルがおすすめの爪

グラスネイルは、爪に負担をかけたりダメージを与えたりしないので、基本的にどんな爪にもおすすめできます。しかし、健康でトラブルのない爪であれば、ジェルネイルやネイルポリッシュを楽しめるので、グラスネイルをする必要はないかもしれません。

 

グラスネイルは、爪が薄く弱い人でも楽しめるネイルであるため、以下のような爪におすすめです。

 

<グラスネイルがおすすめの爪>

  • ジェルネイルなどで薄くなってしまった爪
  • 伸ばすとすぐに折れたり欠けたりする爪
  • 割れやすい爪
  • 噛み癖で短くなってしまった爪
  • むしったり、いじったりすることで短くなった爪
  • ネイルベッドが見えるほどの深爪
  • 二枚爪
  • 反り返った状態のスプーン爪

 

グラスネイルを応用したアレンジ7選

グラスネイルは、基本的にシンプルなクリアネイルで仕上げます。今まで爪の状態がよくなかった場合、クリアネイルだけでも十分に満足できるかもしれません。しかし、グラスネイルは長さ出しもできるので、デザインネイルも可能です。

 

ここでは、グラスネイルを応用したアレンジを7つ紹介します。クリアネイルの次のステップを考えている方は、好みのデザインを見つけてみてください。

 

オフィスでもOKなフレンチネイルデザイン

フレンチネイルのスタンダードなデザインは、爪のピンク色の部分はそのままに、先端部分にホワイトカラーを施したネイルデザインです。グラスネイルはピンク色の部分(ネイルベッド)を美しく仕上げられるので、先端の長さ出しをしてホワイトカラーを塗布するだけで、より美しい爪に仕上げられます。

 

シンプルで上品なデザインなので、オフィスネイルとして人気です。

 

カラーグラデーションを取り入れたデザイン

カラーグラデーションは、根元はクリアのまま、爪の先端からグラデーションで根元までをカラーリングするデザインです。グラスネイルは根元まで綺麗にクリアで仕上げるので、カラーグラデーションも美しく仕上がります。

 

人気があるのは、ホワイトやベビーピンクなどのカラーグラデーションです。パープルやブルーなど、少し濃いめの色でも派手になりすぎないので、遊び心いっぱいのデザインにしたい方にもおすすめです。

 

ホログラムを散らばらせたデザイン

爪の長さはそのままで、デザインネイルを楽しみたいという方には、ホログラムを散らばらせたデザインがおすすめです。クリアカラーにホログラムをちりばめる と、光の当たり方や角度によってホロが美しく光るので、控えめながらもおしゃれな雰囲気のネイルを楽しめます

ホログラムには、スタンダードな丸型だけでなく、星型やハート型、キャッツアイ型などたくさんの種類があります。バレンタインやクリスマスなど、イベントに合わせてデザインしてみてもよいでしょう。

 

まるでステンドグラスのようなデザイン

フレンチネイルよりも凝ったデザインにしたいという方には、ステンドグラスのようなデザインがおすすめです。ステンドグラスネイルは、フレンチネイルのホワイトカラーの代わりに、シェルやホイル、箔などをランダムに乗せて、ステンドグラスのようなラインを入れるデザインです。

 

基本的にベースにはカラーを乗せないので、透明感はそのままに、ステンドグラスのような美しい光をまとったネイルに仕上がります。

 

バカラネイルデザイン

グラスネイルは、今注目のバカラネイルデザインも楽しめます。名前のとおり、クリスタルグラスブランド「バカラ」をオマージュしたバカラネイルデザインは、爪の透明感を美しく引き立てる、ガラスが乱反射するようなきらめきが魅力です。

 

クリアベースにホロやマグネットネイルを施し、その上にアイシングジェルなどを使って、バカラのような線を入れていきます。立体感があるデザインなので、ネイルをファッションの主役にしたいという方におすすめです。

 

キラキラチークネイル

チークネイルは、爪の中央部分から、楕円形にカラーグラデーションを施すネイルデザインです。そこにマグネットネイルをプラスして、キラキラ感を出しているのがキラキラチークネイルです。

 

チークネイルを施した爪の先端部分にマグネットネイルを塗布し、フレンチラインのように光を集めることで、角度によってチークネイルに見えたり、マグネットネイルが見えたりするおしゃれなデザインといえます。

 

地層アートネイル

地層アートネイルは、名前のとおり地層からインスパイアされたデザインで、ニュアンスネイルの1つです。地層といえば、アリゾナやグランドキャニオンで見られる、いくつもの美しい層が重なっている断面が特徴といえます。この断面をネイルに施しているのが、地層アートネイルです。

 

基本的なカラーはブラウンがベースで、そこにベージュやスモーキーグレーなどで、横に太めのラインを入れて仕上げます。これだけだと地味な感じですが、ミラーネイルやメタリックゴールドなどの差し色ネイルを入れることで、クールな指先に仕上がります。

 

グラスネイルでも爪のケアを忘れずに行おう

グラスネイルは、ジェルネイルのように負担をかけるネイルではなく、弱い爪を保護しながら育成できます。自爪のような仕上がりなので、深爪や薄爪、割れ爪でも健康な状態に見えるのが特徴です。

 

しかし、健康な爪は、あくまでも見た目の状態です。グラスネイルが爪に優しいとしても、本当に健やかな自爪を育てるには、ネイルケアをする必要があります。ここでは、グラスネイルを施している爪に必要なケアを紹介するので、参考にしてみてください。

 

エメリーボードで爪を整える

グラスネイルは持ちがよいので、長期間つけていられます。しかし、つけている期間が長いと、根元が伸びてきて爪の形が変わってしまうので、エメリーボードを使ってしっかり整えましょう。

 

爪の長さや形を調整するには、180~240グリッドのエメリーボードがおすすめです。削りたい部分にエメリーボードを45度の角度で当てたら、一方向に動かしながら整えていきましょう。このときにエメリーボードを往復させてしまうと、爪にダメージを与えてしまうので、必ず一方向だけに動かしてください。

 

甘皮の処理を行う

自爪が伸びると、甘皮部分が露出してくるので、余分な甘皮の処理を行いましょう。甘皮処理には、ドライケアとウォーターケアの2種類があります。

 

ドライケアは乾いた状態で甘皮処理をしますが、乾燥した状態で行うと周りの皮膚を傷つけてしまうので、ソフナーなどを使って甘皮を柔らかくしましょう。キューティクルプッシャーやウッドスティックなどを使い、甘皮を優しく押し上げてください。甘皮が根元に溜まるようであれば、ニッパーでカットしましょう。

 

ウォーターケアは、爪を濡らした状態で甘皮を処理します。洗面器やネイルボールにぬるま湯を入れて、そこに指をつけて甘皮をふやかします。甘皮は10~15分ほどで柔らかくなるので、キューティクルプッシャーやウッドスティックで押し上げるか、綿棒やウッドスティックにコットンを巻き付けたもので、甘皮をくるくると取り除いてください。

 

ウォーターケアをするとかなりの角質が取れるので、余分な甘皮はニッパーでカットして根元を整えましょう。

 

ネイルオイルやハンドクリームで保湿を行う

甘皮処理が完了したら、最後はネイルオイルやハンドクリームで保湿を行いましょう。甘皮処理をした爪の根元は、とても乾燥しやすい状態になっているので、保湿をしないとダメージを与えてしまいます。ネイルオイルを使うのがベストですが、ハンドクリームでも油分で保護できるので、必ずどちらかを使って保湿をしてください。

 

まとめ

爪が薄かったり折れやすかったりする場合、本来であれば、ネイルケアや栄養補給などで健康な自爪を作っていくのが理想です。しかし、指先は家事でも仕事でも、日常生活の中で駆使してしまうので、健康状態を維持するのは難しいというのが実情ではないでしょうか。

 

また、ジェルネイルなどをすれば補強できるとしても、アレルギーがあったり付け替える時間がなかったりすると、結局諦めてしまうかもしれません。

 

グラスネイルであれば、専用アイテムをそろえる必要はあるものの、専用硬化剤を使えば短時間で美しく自爪を補強できます。また、グラスネイルをアレンジすればネイルデザインもできるので、好きなアートを楽しむことも可能です。

 

爪への負担をかけずに、折れにくくダメージに強いネイルができるので、自爪の悩みがある方は1度チャレンジしてみてもよいでしょう。

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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