ネイルサロンで爪を可愛くしたいと思っても、サロンのネイルカタログに好きなデザインがないと、諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。また、SNSなどで好みのデザインを見つけて、セルフネイルでやってみたものの、上手く仕上がらないということもあるかもしれません。
そんなときは、ネイルサロンの「持ち込みデザイン」を活用してみるのがおすすめです。あらかじめ自分好みのデザインが決まっていれば、デザイン選びに迷うことはありません。もちろん、無理にカタログの中から選ぶ必要もないので、大満足のネイルに仕上がります。
ここでは、ネイルサロンの「持ち込みデザイン」について解説していきます。
ネイルサロンの「持ち込みデザイン」とは?
「持ち込みデザイン」とは、SNSで見つけた自分好みのデザイン、またはカラーやパーツ、アートなど自分で考えたデザインをネイルサロンに持ち込んで、施術をしてもらうメニューです。
持ち込みに対応しているサロンであれば、デザインどおりに仕上げてもらえます。デザインとは違うカラーにしたり、パーツを変えたりするなどのカスタマイズもできるので、100%満足できる仕上がりになるのが「持ち込みデザイン」の特徴です。
どのネイルサロンでもデザインを持ち込んでも大丈夫?
「持ち込みデザイン」は、「持ち込みデザインOK」の記載があれば、基本的に施術してもらえます。ただし、OKとしているサロンでも、やってもらいたいデザインのパーツを置いていないことがあります。また、不得意分野のデザインには対応していないお店もあるので、注意しましょう。
いくらプロのネイリストであっても、完全に再現できるとは限らないので、持ち込みデザインをしてもらう場合は、事前にデザインを見せておくのがベストです。ネイリストも、デザインを見れば施術可能かを判断できるので、可能であれば予約日前に確認しておくと安心です。
ネイルサロンに持ち込むデザインを探す方法
「持ち込みデザイン」をしてもらうには、当然ですが、自分でデザインを探さなければなりません。すでに画像や動画を持っている場合は、それを見せれば良いだけです。しかし「友達のネイルが素敵だった」「ショップ店員さんのネイルを真似したい」という場合は、事前に画像を探しておく必要があります。
そこで、ここでは持ち込むデザインの探し方を5つ紹介するので、まだ見つけられていない方は参考にしてみてください。
①ハッシュタグを活用して探す
もっともスタンダードなのは、ハッシュタグを活用した探し方です。例えば、季節にあったデザインを探すのであれば「#春ネイル」や「#夏ネイル」で検索してみると、たくさんヒットします。さらに絞り込みたい場合は、「#春ネイル #ピンク」や「#夏ネイル #貝殻」など、より具体的なタグで検索してみてください。
ネイルデザインや流行りにこだわりたい場合は「#マグネットネイル」や「#パウダーネイル」など、デザイン名から検索するのがおすすめです。
②ネイルサロンの公式HPやSNSから探す
ハッシュタグ検索をしたくても、まだどういったデザインが良いか決まっていないという方は、ネイルサロンの公式HPやSNSから探してみましょう。
最近は、SNSにネイルを投稿している人が増え、ネイルサロンも公式HPでデザインを公開しています。SNSの中でも、特にInstagramやPinterestでは、プロはもちろん、セルフネイラーもデザインを投稿しているので、お気に入りが見つかりやすいです。
ネイルサロンの公式HPで探す場合は、まず来店できる範囲で探してみるのがおすすめです。来店できるサロンであれば、確実に好きなデザインのネイルに仕上がります。
来店できる範囲のサロンで好みが見つからないようであれば、トレンドネイルを取り入れているお店の公式HPをチェックしてみると良いでしょう。
③雑誌や本から探す
ハッシュタグ検索やSNS検索は、とにかくたくさんのデザインをチェックできるというメリットがあります。しかし、人によっては「多すぎて決められない」ということもあるかもしれません。
そんなときは、雑誌や本から探す方法がおすすめです。ネイルの雑誌は毎月発売されているものもあるので、最新のトレンドデザインをチェックできます。トレンドにこだわらない場合は、季刊誌やデザインブックで探してみてください。
雑誌や本は掲載されているデザインが限られてしまいますが、その代わり情報過多になりすぎないので、好みをじっくり見つけたいという方におすすめです。
④ネイル関連のアプリから探す
専門的な視点から探したいという方は、ネイル関連のアプリをチェックしてみましょう。ネイル関連のアプリは、ただカタログとして閲覧できるものもありますが、なかには予約ができて直接ネイリストとつながれたり、バーチャルでネイルの試着ができたりするものもあります。
予約ができれば、自分が気に入ったデザインを確実に施術してもらえます。ネイルの試着ができれば「自分の指に似合うか」「イメージと同じようになるか」を事前に確認することも可能です。
⑤ネット検索をして探す
ハッシュタグやSNSの使い方が分からない、アプリをインストールしたくないけれど、たくさんのデザインをチェックしたいという方は、ネット検索をして探してみましょう。
ただ、「ネイル デザイン」などざっくりしたワードで検索をすると、好みを探し出すのに時間がかかってしまいます。なんとなくぼんやりでも良いので、理想のイメージを検索してみてください。
例えば「キラキラネイル」「大人っぽいネイル」「透明感のあるネイル」など、少し具体的なイメージを入れれば、理想に近いデザインの画像やカタログがヒットしやすくなります。
持ち込みデザインを忠実に再現してもらうためのコツ
基本的に、プロのネイリストはどのようなデザインでも対応してくれます。しかし、スキルや経験値はネイリストによって違うので、どのサロンでも再現してくれるとは限りません。
「持ち込みOK」であっても、担当するネイリストによっては再現しきれない可能性があります。ここでは、忠実に再現してもらうためのコツを5つ紹介するので、押さえておきましょう。
同じ担当者を指名する
ネイルサロンの公式HPやSNSに載せているネイリストのデザインを持ち込む場合は、そのデザインを施術した担当者を指名するのが一番です。当然ですが、同じ担当者であれば忠実に再現してもらえます。
ただし、これは「来店可能なネイルサロンのデザイン」に限られてしまうので、来店できない場合やセルフネイラーのデザインの場合は、下記のコツを参考にしてみてください。
お願い担当者の枠が埋まっていたら?
もし、担当者の枠が埋まっていたら、同じサロンの別のネイリストにお願いしましょう。「違う人で大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、ほとんどの場合、同じサロンであればネイリストはデザインを共有しています。また、使っているパーツやジェルが同じなので、仕上がりに相違がでることもありません。
どうしても心配という場合は予約日を変えて、担当者が空いている枠で予約すると良いでしょう。
お願いしたいデザインが得意なサロンや担当者を選ぶ
持ち込みたいデザインをしているサロンが近くにない場合は、そのデザインが得意なサロンや担当者を選ぶのがおすすめです。得意かどうかを判断するには、サロンの公式HPでネイルカタログをチェックしたり、ネイリストのSNSを見てみたりすると良いでしょう。
イメージ写真を見せる
いつも施術をしているサロンがある、もしくは希望のデザインが得意なサロンが見つからないという場合は、イメージ写真を見せるのがベストです。よっぽど奇抜や特殊なデザインでない限り、ネイリストであればイメージ写真だけで忠実に再現できます。
そのため、SNSやネット検索などで好みを見つけたときは、スマホに画像を保存しておき、ネイリストに見せられるようにしておくと良いでしょう。
施術前にイメージや希望をしっかり伝える
画像の保存を忘れてしまった、できなかったという場合は、施術前にイメージや希望をしっかり伝えることが重要です。あいまいなイメージだと伝わらないので、具体的に伝えられるようにしておきましょう。
例えば「夏っぽい感じ」といっても、それだけではどのようなデザインか分かりません。「水面デザインで貝殻やヒトデのパーツを乗せてほしい」「クリアブルーにシェルを埋め込んでほしい」など、具体的なデザインを伝えることが、忠実に再現してもらうコツです。
見本の色を見せてもらう
忠実に再現してもらうにはデザインも重要ですが、もう一つ外せないのが色です。ネイルカラーは、同じ色であってもたくさんの種類があります。例えば、ブルーの場合、ターコイズブルーやアクアブルー、スカイブルー、デニムブルーというように、それぞれ微妙に色味が異なります。
色味が違うと仕上がりも違ってしまうので、必ず見本の色を見せてもらい、持ち込みデザインの色味と合っているかを確認しましょう。
持ち込みデザインで理解しておくべき注意点
「忠実に再現してもらうコツ」を押さえておけば、ほぼ理想どおりの仕上がりになります。しかし、仕上がりに満足できるとしても、理解しておくべき注意点があります。
ここでは、施術後にトラブルにならないための注意点を紹介するので、事前に理解しておきましょう。
同じデザインになるとは限らない
まず、大前提として理解しておきたいのは、同じデザインになるとは限らないことです。持ち込みデザインを行ったネイリストであれば完全に再現できますが、違うサロンの場合は同じカラーやパーツがないかもしれません。
カラージェルはいろいろなメーカーから発売されていて、同じカラーであってもメーカーが違えば、若干色味が異なることもあります。そのため、仕上がりが多少イメージと違ってしまうのは「しょうがない」と思っておきましょう。
追加料金が発生する可能性がある
持ち込みデザインが特殊なパーツをつけるものだったり、工程が多くなったりするような場合は、追加料金が発生する可能性があります。
例えば、ワンカラーであればカラーを塗布すればいいだけですが、バブルネイルのような凝ったデザインだと、カラーを塗布してからさらにバブルを作るという工程が加わります。このように特殊な工程が加わると、ネイリストの施術時間が増え、追加料金がかかることもあるので、気になる方は最初に料金を確認しておくと良いでしょう。
当初より施術時間が長引く恐れがある
持ち込みデザインであれば、デザインを選ぶという時間を短縮することが可能です。しかし、自社のデザインではないので、工程ごとにデザインを都度確認する必要があります。また、仕上げをしてから「イメージと違う」とならないように、お客様にもこまめに確認をとるので、当初より施術時間が長引く恐れがあります。
シンプルなデザインであれば長引くことはないかもしれませんが、長さ出しが必要だったり、カラーを複数重ね塗りしたりするようなデザインだと、長引くことを覚悟しておいたほうが良いでしょう。そのため、施術後に予定がある場合は終わる時間を事前に確認しておくか、臨機応変に対応できるようにしておくのがおすすめです。
まとめ
SNSなどを見ていると「こんなネイルにしてみたい」と思うデザインに出会うこともあるでしょう。その希望を叶えてくれるのが「持ち込みデザイン」です。持ち込みデザインは、対応しているネイルサロンであれば施術できるので、気に入ったデザインがあれば相談してみましょう。
ただし、どのサロンでも対応しているわけではありません。デザインによっては断られてしまう可能性もあるので、あらかじめ画像や動画を確認してもらうことをおすすめします。確認してもらうのが難しい場合は、サロンのネイルカタログで、持ち込むデザインに似ているデザインを載せているネイルサロンを選ぶと良いでしょう。
再現率が高いサロンが見つかれば、ネイルチェンジのためのデザイン探しも張り合いがでるので、ぜひ「持ち込みデザイン」でネイルライフを楽しんでみてください。