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ネイルベースコートが必要な理由と、正しい塗り方とは?

ネイルベースコートは、ポリッシュネイルを美しく仕上げるために欠かせないアイテムです。ジェルネイルでは、カラーネイルの密着性を高めるためにベースジェルを塗布するので、ネイルベースコートは不要です。しかし、ポリッシュネイルの場合は、ベースを塗っておかないとカラーポリッシュの密着性や強度が不足して、剥がれやすくなってしまいます。

 

ここでは、ポリッシュネイルにベースコートが必要な理由や、正しい塗り方を紹介します。まだ使ったことがないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

ネイルのベースコートとは?

ベースコートとは (1)

 

ネイルのベースコートとは、カラーポリッシュを塗る前に使うアイテムで、下地のような役割をしてくれます。ベースコートを塗ることで、自爪の表面を滑らかに整えられるので、カラーポリッシュの塗りムラがなくなり、美しく仕上げられます。

 

機能性は商品によって異なりますが、カラーポリッシュの密着性がアップしたり、自爪への色素沈着を防いだりすることも可能です。

 

ジェルネイルでは、カラージェルを塗布する前にベースジェルを塗りますが、ポリッシュネイルではベースコートを使わないという方も多いかもしれません。しかし、ベースコートを塗るのと塗らないのでは、仕上がりに大きな差が出ます。今まで使ったことがない方は、一度仕上がりの違いを体感してみましょう。

 

トップコートとの違い

トップコートは、カラーポリッシュの仕上げに塗るアイテムです。ベースコートとの違いは、カラーポリッシュの前ではなく、後に塗るという点です。

 

また、役割という点でも大きな違いがあります。トップコートは、ネイルを衝撃から守ったり、紫外線を防いだりして、剥がれにくくする役割を持っています。また、ネイルのツヤ感をアップする、カラーポリッシュの変色を防ぐなどの効果もあるので、より美しく仕上げることが可能です。

 

ベースコートも美しい仕上がりに欠かせないアイテムですが、自爪を整えたり、カラーポリッシュとの密着性を高めたりするのが主な役割です。つまり、土台を整えるのがベースコート、表面を整えるのがトップコートというような違いもあります。

 

ネイルのベースコートが必要な理由

結論からいうと、ベースコートを塗らなくてもネイルはできます。そのため、短時間で仕上げたい、工程が増えるのはめんどうという方は、ベースを塗りたくないと思うかもしれません。

 

しかし、指先を美しくするためにポリッシュネイルをするのであれば、ベースコートは必要といえます。ここでは、なぜ必要なのか、その理由を解説します。

 

爪の乾燥や変色を防ぎ、健康な状態を保つ

ベースコートは、ファンデーションを塗る前の化粧下地の役割を持っているので、爪の乾燥や変色を防ぐ効果が期待できます。商品によりますが、カラーポリッシュにはさまざまな化学物質が含まれているので、ダイレクトに爪に塗ってしまうと乾燥したり、自爪が変色したりすることがあります。しかし、ベースコートを塗っておけば、爪をクリアカラーで保護できるので、健康な状態を保つことが可能です。

 

色ムラが少なくなるので、仕上がりが美しくなる

ベースコートは、爪の表面を滑らかに整える効果があります。ほとんどの場合、よほど健康な状態でなければ、爪には縦線が入っていたり、凹凸があったりします。このような状態だとカラーが均等に乗らないので、色ムラになってしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、ベースコートは縦線や凹凸を埋めてくれるので、つるんとした表面に仕上がります。滑らかになった爪であれば、カラーも均等に乗るので、色ムラも少なくできるでしょう。

 

ネイルの持ちが良くなる

ベースコートには、カラーポリッシュの密着を良くするという働きがあります。

 

カラーポリッシュは、ジェルネイルよりも衝撃に弱いので、密着が弱いと剥がれてしまいます。カラーポリッシュを塗っても、家事や仕事をしていると、すぐに剥がれてしまうという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

 

ベースコートで密着性を高めておけば、衝撃のダメージを軽減できるので、剥がれにくくなります。つまり、ベースコートを塗るとネイルの持ちが良くなるので、長期間美しい状態を保てるのです。

 

爪の表面を滑らかにする

前項でも触れていますが、ベースコートは爪の表面の凹凸を埋め、滑らかな状態にしてくれます。ネイルを美しく見せるには、凹凸のないつるつるの表面にしなければなりません。カラーポリッシュでも凹凸を埋められるのでは?と思うかもしれませんが、凹凸部分をカラーポリッシュで整えると、色ムラができてしまいます。

 

ベースコートはクリアカラーなので、凹凸部分に重ね塗りをしてもムラになりません。また、ネイルカラーが均等に塗布されやすくなり、仕上がりがよりプロフェッショナルなものになります。

 

ネイルのベースコートの正しい塗り方

ネイルのベースコートには、爪の表面を整えたり、カラーポリッシュの持ちを良くしたりする効果があります。しかし、適当に塗ってしまうと、これらの効果が半減してしまいます。効果を最大限に引き出すためには、正しい塗り方をすることが重要です。

 

ここでは、ネイルのベースコートの正しい塗り方を紹介するので、塗るときの参考にしてみてください。

 

①爪の長さや形を整える

ベースコートを塗る前には、しっかりと爪の長さや形を整えておきましょう。塗ってから爪を切ったり、ネイルファイルで削ったりすると、爪の先端部分やエッジに塗ったコートが取れてしまいます。

 

コートが取れると、そこからポリッシュが剥がれてしまうことがあるので、必ず塗る前に長さや形を整えることが重要です。長さや形はお好みですが、美しく見えるのは先端の白い部分が1/3程度、指の腹側から見て2~3mm程度が理想です。

 

形は、先端や側面に丸みを持たせたオーバル型や、先端を尖らせるポイント型であれば、爪の強度を保てて指が細く長く見えます。

 

②エタノールで油分や汚れを拭き取る

長さと形を整えたら、エタノールで油分や汚れを拭き取りましょう。油分や汚れがついたままだと、ベースコートがはじかれてしまい、均等に塗れません。油分は、手を洗ったとしても落ちきらないことがあるので、必ずエタノールで拭き取りましょう。

 

③爪の中心→端の順で塗る

ベースコートのブラシをボトルのふちで軽くしごき、量を調節したら、爪の中心に一滴置いて、ブラシを根元から先端に向かって真っ直ぐに引きます。ブラシを引くときに力を入れてしまうと、サイドに広がったり、厚みにムラが出てしまったりするので、できるだけ力を抜くのがポイントです。ブラシを軽く一滴の上に乗せたら、表面だけを引っ張るようなイメージで先端まで塗りましょう。

 

先端まで塗ったら、次に爪の片側、そしてもう片側を塗ってください。このときも力を抜いて、ベースがはみ出さないように気を付けましょう。

 

④中央とサイドを塗り終えたら、爪の先端を塗る

中央とサイドを塗り終えたら、爪の先端を塗ります。先端部分までしっかり塗ることで、より強度の高いベースに仕上げることが可能です。先端部分はエッジに沿うように塗りますが、これも力を入れないようにしてください。

 

⑤完全に乾かす

すべて塗り終わったら、完全に乾かします。乾ききらない状態でカラーポリッシュを塗ってしまうと、ベースがよれる原因になります。また、カラーポリッシュのブラシの跡がついてしまうこともあるので、完全に乾ききるまで待ちましょう。

 

早く乾かしたい場合は、ネイルドライヤー(ない場合はヘアドライヤーの冷風)を活用してください。乾ききるまでの時間はメーカーごとに異なりますが、約10分を目安にすると良いでしょう。しっかり乾いているか不安という場合は、指先をしばらく氷水に浸しておくと、しっかりと固まるので乾きやすくなります。

 

ネイルのベースコートの選び方

ベースコートとは(2)

 

ネイルのベースコートと一口にいっても、商品によって配合されている成分は異なります。そのため、ベースコートを塗る目的や、自分の爪の状態に合ったものを選ぶことが大切です。

 

ここでは、ベースコートの選び方を紹介するので、購入する前にチェックしておきましょう。

 

爪のタイプに合わせて選ぶ

ベースコートには、自爪の健康を保持する役割があるので、爪の悩みがある方はタイプに合わせて選ぶのがおすすめです。

 

すぐに欠けたり、二枚爪になったりするような脆い爪の場合は、爪の健康を強化してくれる成分が含まれているものを選びましょう。爪の健康強化に有効なのは、ケラチンやカルシウム、ビタミンEなので、これらの成分が含まれているものが適しています。すぐに爪を強化したい場合は、補強効果のあるハードタイプを選んでください。

 

縦線が入っているような乾燥しやすい爪には、保湿成分が含まれているベースコートが良いでしょう。保湿成分は、アロエベラやホホバオイル、ビタミンEなどがあるので、これらの成分が配合されているものがおすすめです。

 

紫外線などで爪が変色しやすい場合は、紫外線をカットしてくれる、UVプロテクションが含まれているベースコートがおすすめです。

 

目的に合わせて選ぶ

特に自爪の悩みがないという方は、ベースコートを使う目的に合わせて選びましょう。ネイルの仕上がりを長持ちさせるために使う場合は、ネイルポリッシュの密着力を高めてくれるものを選ぶと良いでしょう。

 

カラーポリッシュによる爪へのダメージを防ぎ、保護したいという目的で使う場合は、保護するためのバリア機能が高いベースコートを選ぶと良いでしょう。これにより、ネイルカラーが爪に直接触れるのを防げます。

 

仕上がりを滑らかにしたい、爪の表面の凹凸をカバーしたいという目的で使うのであれば、リッジフィリングベースコート(リッジフィラー)を選びましょう。リッジフィリングベースコート は、普通のベースコートよりも爪の表面を滑らかにする働きがあるので、つるっとした仕上がりになり、カラーも均等に塗布できます。

 

また、リッジフィラーにはカラーバリエーションもあり、ベージュやベビーピンクなど自爪の色をキレイに整えてくれるカラーもあるので、黄ばんだ自爪でもカラーポリッシュの発色を高めてくれます。

 

ブランドやレビューを参考にして選ぶ

自爪の悩みもなく、使う目的も決まっていないという方は、ブランドやレビューを参考に選んでみましょう。

 

ブランドものだから良いというわけではないものの、やはりネイル専門のブランドのベースコートは、補強効果や保湿効果などに優れています。凹凸のカバー力も高いので、どんな爪であっても満足のいく仕上がりになるでしょう。

 

ただし、ネイルブランドのものはそれなりにお値段が高いので、コストパフォーマンス重視の方はレビューで決めるのがおすすめです。プチプラの美容ブランドや、100均でもネイルアイテムを展開しているので、インターネットのレビューサイトを検索してみましょう。

 

レビューを見るときのポイントは、レビューの数と低評価のレビュー内容です。評価が高いアイテムでも、レビューの数が少なければ使っている人も少ないので、あまり参考になりません。

 

また、アイテムの使用感には個人差がありますが、低評価のレビューで「乾きが遅い」「重ね塗りをしても凹凸が直らない」などの具体的な評価が書かれている場合、その商品はやめておいたほうが良いでしょう。

 

まとめ

ベースコートには、カラーポリッシュの密着性を高めたり、凹凸を埋めて爪の表面を滑らかにしたりするなど、ネイルを美しく仕上げるための土台となる役割があります。また、自爪を保護したり、色素沈着を防いだりする効果もあるので、健康な自爪を保つためにも必須のアイテムです。

 

ベースコートはただの下地と思っていた方も、これらの役割や効果を知れば、いかにベースが重要か分かったのではないでしょうか。ベースを塗るという一手間でワンランク上のネイルに仕上がるので、セルフネイルをする際にぜひ取り入れてみてください。

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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