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プロ直伝!ネイルパーツの正しい付け方と長持ちのコツ

ワンカラーなどのシンプルなネイルでも、付けるだけでワンランク上のデザインに仕上げられるのが、ネイルパーツです。ネイルパーツにはいろいろな種類があるので、キュート系やクール系など自分の好みに合わせて選べるのも魅力です。

 

しかし、付けてもすぐに取れてしまう、そもそも付け方が分からないといった悩みを持っているセルフネイラーも多いのではないでしょうか。ここでは、ネイルパーツの正しい付け方や長持ちのコツなどを紹介するので、付け方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 

ネイルパーツの種類

ネイルパーツにはたくさんの種類があり、ポピュラーなのは下記の6種類です。

 

<ネイルパーツの種類>

  • スワロフスキー
  • パール
  • スタッズ
  • シェル
  • ホログラム
  • ブリオン

 

ここでは、これらのパーツを詳しく紹介します。

 

スワロフスキー

スワロフスキーは、オーストリアのクリスタルガラス製造会社である、スワロフスキー社が製造したラインストーンです。ほかのラインストーンよりも輝きに高級感があり、ネイルだけでなく、ジュエリーやスマホケースのデコレーションなどでも使われています。

 

スワロフスキーは、カット面にジェルを塗布するとくすんでしまうため、表面にジェルがつかないように注意しましょう。

 

<カラーとサイズの例>

  • カラー:サファイア/ライトターコイズ/カプリブルー/エアーブルーオパール/ブルージルコン/ペリドット/エリナイト/エメラルド/シトリン/トパーズ/ブラックダイアモンド/ジェット/ホワイトオパール
  • サイズ:ss5(1.7mm〜1.9mm)/ss7(2.1mm〜2.3mm)/ss9(2.5mm〜2.7mm)/ss12(3.0mm〜3.2mm)/ss16(3.8mm〜4.0mm)

 

パール

表面が真珠のような輝きを持っているパールは、たくさん使うと華やかな印象に、一粒使いだと上品な印象に仕上がるパーツです。形は、球体のものや半球体のものがあるので、好きなデザインに合わせて選べます。

 

少し派手なカラーでも落ち着いた仕上がりになるのが特徴で、ブライダルネイルやオフィスネイルはもちろん、姫デコネイルなどでも使われます。

 

<カラーとサイズの例>

  • カラー:ホワイト/クリーム/ライトピンク/ピンク/レッド/パープル/ブルー/グリーン/イエロー/オレンジ/グレー/ブラック
  • サイズ:2mm/3mm/4mm/5mm/6mm/8mm/10mm/12mm

 

 

スタッズ

スタッズはメタル感のあるパーツで、丸型だけでなく、星型や長方形型、リーフ型など形の種類が豊富であることが特徴です。大きいサイズを1つ乗せるよりは、いろいろなサイズを組み合わせて使うことが多く、ネイルデザインの邪魔をせずにアクセントを付けられます。

 

<カラーとサイズの例>

  • カラー:ゴールド/シルバー
  • サイズ:1.5mm/2mm/3mm/4mm

 

シェル

シェルは、貝殻を砕いたような質感のパーツで、天然素材で作られているのがスタンダードです。基本となるカラーバリエーションはありますが、貝殻特有のオーロラが入っているので、角度によってさまざまな色合いを楽しめるのが特徴です。

 

形やタイプにも種類があり、シートタイプや不ぞろいの砕いたタイプ、パウダータイプなどがそろっているので、自分が使いやすいタイプを選べます。

 

<カラーとサイズの例>

  • カラー:ホワイト/ピンク/パープル/ブルー/グリーン/イエロー/オレンジ/グレー
  • サイズ:砕いたタイプ約1.5mm~10mm/シートタイプ4cm~7cm

 

ホログラム

ホログラムは、光が反射するきらめきが美しい、フィルム素材やメタリック素材でできている薄いパーツです。丸型が基本ですが、星型やハート型などいろいろな種類があり、最近はサクラの花びら型なども発売されています。

 

薄い素材なので、ネイルの表面がでこぼこになりにくく、ジェルに混ぜて使えるのも特徴です。

 

<カラーとサイズの例>

  • カラー:シルバー/ゴールド/ピンク/レッド/ブルー/ホワイト/ブラック
  • サイズ:約0.6mm・0.8mm・1mm

 

ブリオン

ブリオンは、0.4mmから1mmほどの極小の球体状のパーツです。商品によっては大きいサイズもありますが、基本的には極小のブリオンを、ほかのネイルパーツと組み合わせて使うことが多いです。

 

とても小さいパーツなので、埋め込みネイルでも邪魔にならず、どんなデザインにもアクセントとして使えるという特徴があります。

 

<カラーとサイズの例>

  • カラー:メタリックシルバー/メタリックゴールド/イエロー/ピンク/レッド/ブルー/ホワイト/ブラック
  • サイズ:S 約1.3mm/2mm(形によって異なる)

 

【基本】ネイルパーツの付け方

ネイルパーツは、取れやすいというイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、取れやすいのはパーツのせいではなく、付ける工程にあることが多いです。小さいパーツをしっかり付けるには、一つひとつの工程を丁寧に行うのがポイントです。

 

ここでは、基本となるネイルパーツの付け方を紹介します。

 

手順:必要な道具を準備する

まずは、必要な道具を準備します。

 

<必要な道具>

  • ネイルファイルや綿棒
  • ベースジェル
  • カラージェル
  • クリアジェル(ビジュージェルなど粘度の高いものがおすすめ)
  • ネイルパーツ
  • ピンセット(小さいパーツの場合はウッドスティックでもOK)
  • トップジェル

 

手順:プレパレーション後にベースジェルを塗る

次に、ネイルファイルで爪の形や長さを整え、甘皮にネイルオイルを塗って綿棒で甘皮を取り除きましょう。プレパレーションが終わったら、爪についた油分や水分を除去して、ベースジェルを塗布して硬化します。

 

手順:カラージェルを塗る

ベースジェルを硬化したら、カラージェルを塗布して硬化します。カラージェルは、乗せたいパーツやデザインに合ったものを選びましょう。また、フレンチネイルやグラデーションネイルにする場合は、パーツを乗せる前のこの段階で済ませておいてください。

 

手順:ネイルパーツを乗せる部分にクリアジェルを塗る

カラージェルを硬化したら、ネイルパーツを乗せる部分にクリアジェルを塗ります。一度に塗る量は少なめにして、パーツからはみ出さないようにしましょう。また、大きめのパーツを付ける場合は、ビジュージェルやビルダージェルなど、粘度が高いものを使うのがおすすめです。

 

手順:ネイルパーツを乗せて仮硬化する

クリアジェルを塗ったら、ネイルパーツを乗せて仮硬化をします。仮硬化をする際には、ピンセットでパーツを押さえながらライトの中に入れると、ズレずに硬化しやすいです。また、複数のパーツを付ける場合は、12個乗せて仮硬化を繰り返すと、しっかり固定できます。

 

手順:トップジェルでコーティングする

仮硬化が終わったら、トップジェルを全体に塗布して硬化します。トップジェルは、パーツにしっかり被さるように塗りましょう。シェルなど角が立ってしまうパーツの場合は、トップジェルを塗布した後にネイルファイルで角を削り、最後にもう一度トップジェルを塗ると滑らかに仕上がります。

 

【応用】3Dパーツの付け方

3Dパーツは少し重さがあるだけに、なかなか付けられないこともあるかもしれません。3Dパーツをしっかり固定するには、ビジュージェルを使うのがポイントです。前半は【基本】と同様なので、ここではベースジェル・カラージェルを塗布した後からの3Dパーツを付ける手順を紹介します。

 

手順:ビジュージェルの上からネイルパーツを乗せる

まずは、ネイルパーツを乗せる場所を決めたら、ビジュージェルを塗布します。ビジュージェルの量は、パーツの大きさの範囲に合わせて、こんもりとした小さい山ができる程度が目安です。ビジュージェルを表面に塗布したらネイルパーツを乗せて、はみ出たジェルはライナーブラシなどで周りに馴染ませましょう。

 

手順:ライトで硬化する

パーツを乗せたら、ライトで硬化します。硬化するときは、パーツの根元に確実にライトがあたるよう、爪を左右に傾けて微調整してください。根元がライトにあたりにくい大きいパーツの場合、未硬化部分がでてしまい、取れやすくなるので注意しましょう。

 

手順:クリアジェルで隙間を埋める

硬化が終わったら、爪とパーツの隙間をクリアジェルで埋めていきます。ここでは、隙間をしっかり埋めたいので、アート筆やライナーブラシなどを使います。隙間や段差があると、パーツが引っかかって取れてしまうので、いろいろな角度から爪とパーツに隙間がないかチェックしてください。

 

手順:トップジェルでコーティングする

隙間を埋めたら、トップジェルでコーティングします。3Dパーツの場合は、表面にトップジェルを塗る必要はありません。表面ではなく、パーツの周囲をコーティングすることを意識して、塗り漏れがないように全体をコーティングして完了です。

 

【応用】埋め尽くしネイルのやり方

ネイルをする方なら、一度は埋め尽くしネイルをやってみたいと思うかもしれません。大小のラインストーンやブリオンを埋め込んだネイルは、華やかできらきらのネイルに仕上がるので、特別な日のネイルとしてもおすすめです。

 

一見難しいイメージがある埋め尽くしネイルですが、ポイントを押さえておけば簡単なので、ここでは【基本】のベースジェルを塗布した後の埋め尽くしネイルのやり方を解説します。

 

手順:クリアジェルを爪全体に塗る

まずは、パーツがくっつくように、クリアジェルを爪全体に塗りましょう。クリアジェルは多すぎると横に流れてしまうので、粘度が低いジェルの場合は、流れない程度の量を塗布してください。

 

埋め尽くしネイルの場合は全体にパーツを乗せるので、カラージェルは必要ありません。

 

手順:ネイルパーツを配置してライトで硬化する

クリアジェルを塗ったら、ネイルパーツを配置していきます。パーツは最初に大きいものを乗せて、バランスを確認しましょう。大きいものを乗せ終わったら、中ぐらいのパーツ、最後に隙間を埋めるブリオンなどを配置して硬化してください。

 

手順:トップジェルでコーティングする

クリアジェルを硬化したら、最後はライナーブラシやアート筆などを使い、パーツの隙間をトップジェルでコーティングします。コーティングする際は、埋め尽くしネイルのでこぼこのせいで気泡が入りやすいので、注意しましょう。

 

気泡が入らないようにするには、筆をゆっくり動かすのがコツです。それでも入ってしまった場合は、その都度爪楊枝などを使って、取り除きながらコーティングしましょう。

 

ネイルパーツを長持ちさせるコツ

ネイルパーツを長持ちさせるコツは、下記の4つです。

 

<ネイルパーツを長持ちさせるコツ>

  • 粘度の高いジェルを使う
  • 取れやすい部分を避けてパーツを乗せる
  • ライトの中で指の角度を調整する
  • アート筆でネイルパーツの隙間を埋めるように塗る

 

ここでは、これらのコツについて解説します。

 

粘度の高いジェルを使う

ネイルパーツを固定するためには、ビジュージェルやビルダージェルなど、粘度の高いジェルを使うのがマストです。粘度が低いものだと、どうしても硬化している間に流れて接着部分が薄くなってしまうので、粘度の高いジェルで固定するようにしましょう。

 

取れやすい部分を避けてパーツを乗せる

取れやすい部分を避けてパーツを乗せるのも、長持ちさせるコツです。爪の先端部分や両端などは、手先を使ったり、服などに引っかかったりしてパーツが取れやすくなるので、注意する必要があります。長持ちさせるには、ほかのものにあたることが少ない、中央部分に乗せるようにするのがベストです。

 

ライトの中で指の角度を調整する

硬化不足だとジェルの内部が固まりきらず、パーツが取れやすくなります。これを防ぐには、ライトの中で指の角度を調整するのがポイントです。硬化不足にならないように、ライトの中で指の角度を変えて、ジェルにまんべんなくあたるようにしましょう。

 

アート筆でネイルパーツの隙間を埋めるように塗る

ラインストーンは、表面にトップコートジェルを塗るとくすんでしまいます。こういったパーツを付ける場合はアート筆を使って、ネイルパーツの隙間を埋めるようにジェルを塗りましょう。硬化する際には、前述したようにライトの中で指の角度を調整して、細かい部分も硬化するように気を付けてください。

 

まとめ

ネイルパーツは、正しい手順やコツを掴んでしまえば、ネイルオフをするまで綺麗な状態を維持できます。また、パーツに服が引っかかったり、爪に触れたときに不快さを感じたりすることもなくなります。さらに、粘度の高いジェルを用意すれば、ネイルサロンで施術したような美しい埋め尽くしネイルも楽しめるので、ネイルデザインの幅も広がるでしょう。

 

パーツを使えば、特別なスキルがなくても簡単に凝ったデザインに仕上げられるので、ぜひチャレンジしてみてください。   

                                                 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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