ジェルネイルキットを購入して、自分だけのオリジナルネイルアートを楽しむ人が増えています。
しかしその反面、ネイルポリッシュ並みにしか持たないという不満も多く聞かれるようです。
セルフジェルネイルはなぜ長持ちしないのでしょう?
長持ちさせるためのコツを調べてみました。
セルフなら仕方ない?すぐはがれてしまうジェル
ネイルサロンでジェルネイルを施術してもらうと、1万円近くかかってしまうこともありますよね。
ただその分、やはり仕上がりの良さと耐久性は抜群です。
プロのネイリストの技には及ばずとも、せめて2週間近くは持たせたい…
そう考えるセルフネイラーも多いでしょう。
プロのネイリストとセルフネイラーの違い、それは下準備にありました。
面倒がらず、丁寧に下準備を行なえば、セルフジェルでも持ちはグンと良くなりますよ。
下準備さえ完璧なら、耐久性は格段にアップする!
ネイルポリッシュでは難しかったデザインも簡単に行えるセルフジェルネイル、楽しいですよね。
どんなデザインにしようか、どのカラーを塗ろうか、ワクワクしてつい下準備をおろそかにしていませんか?
早くジェルを塗りたい気持ちは十分理解できますが、せっかくのデザインを長持ちさせるためには、下準備をしっかり行なっておくことが欠かせません。
まずは甘皮の処理方法をおさらいしておきましょう。
必ず甘皮をふやかしてから処理するのが肝心
甘皮処理は、面倒でも必ず行なっておきたい工程。
固くなって角質化した甘皮は、放置しておくと爪の成長を邪魔したり、ささくれになったりしますので、普段からお手入れしておきましょう。
まず、指先をぬるま湯に浸けてふやかします。
甘皮が十分にふやけていないと、上手に取り除くことができません。
乾燥したままでは甘皮が固くて取りにくい上、力を入れすぎて怪我をする危険もあるので注意してくださいね。
力は入れず、優しくクルクルが鉄則
甘皮が柔らかくなったら、メタルプッシャーかオレンジスティックで、力を入れずにそっと押し上げます。
押し上げていくと、表面に薄い膜のようなものが見えてくるはずです。
これがルースキューティクル。
軽く湿らせた綿棒に持ち替え、クルクルと小さな円を描くようにしてはがしとっていきます。
甘皮がまだ固くて扱いにくいようなら、もう一度ぬるま湯でふやかして、決して力任せに行わないようにしましょう。
サンディングは丁寧かつ優しく
ベースジェルを塗る前に、サンディングを行ないます。
自爪をヤスリで削り、ジェルの定着を良くするための工程ですが、やりすぎると爪を薄くしてしまうので注意が必要です。
ビギナーさんは、スポンジバッファーで軽く削る程度に留めておきましょう。
最近では、このサンディング不要でも密着性を保つジェルも販売されています。
爪の負担が気になる方は、こちらのタイプを利用してみるといいですね。
グリーンネイル予防のためにも、エタノールで消毒
サンディングしたら細かいダストを払い、エタノールを浸み込ませたコットンで、爪の表面や裏、根元、サイドまで、くまなく拭き取ります。
油分を取って定着を良くする意味と、爪にカビが生えてしまうグリーンネイルを予防する意味がありますので、省かずに行いましょう。
ベースジェルを2度塗りしてみる
爪がダメージを負っていたり、薄くなっていたりするとはがれやすくなります。
そんな時は、ベースジェルを2度塗りして爪に厚みを出してみると良いでしょう。
丁寧に、爪にすり込むような気持ちで塗るようにします。
爪の先まで塗ることを忘れずに。
ただし、爪の裏側に入り込んでしまったジェルは、忘れずに取り除いてから硬化するようにしてください。
爪の先まで塗るのはベースに限ったことではなく、カラーもトップも同様に。
ジェルの塗り方が薄い
入門編として人気のジェルネイルキットに入っているジェルは、ビギナーさんでも塗りやすいようにサラッとしている場合が少なくありません。
サラサラのジェルは塗りやすく、硬化もしやすいのですが、はがれやすくもあります。
ジェルはしっかり厚みを出すことで強度も増しますので、多めに塗ってみるのも良い方法です。
特にトップジェルをしっかり塗ると、持ちもツヤも増しますよ。
まとめ
セルフジェルがすぐはがれる、浮いてくるといったトラブルのほとんどは、下準備不足が原因です。
基礎を守って正しく準備することで、セルフでもネイルサロンに負けないほどの耐久性を出すことも可能ですよ。
丁寧に下準備をして、オリジナルネイルを長く楽しんでくださいね。