サンダルの季節到来!久しぶりにフットネイルをしようと足の爪を見たら、何だか白く濁ってる…こんな症状、ありませんか?
それはもしかしたら、爪水虫かも!爪水虫になってしまうと、ネイルのおしゃれも楽しめませんし、他の人にうつしてしまう可能性もあります。爪水虫の症状と治療法についてまとめました。
自覚症状なし!でも本当は怖い爪水虫とは
爪水虫は、足の指の間などに発症する一般的な水虫と同じく、白癬菌(はくせんきん)というカビが原因で起こります。
足の指の水虫が爪の中に感染して発症することが多いようです。
以前は水虫といえば男性が主に発症するという認識でしたが、最近では女性の患者も多く、10人に1人が水虫を経験しているとも言われています。
強いかゆみに襲われる普通の水虫とは違い、爪水虫は自覚症状はほとんど感じられません。
その分進行するまで気が付かず、悪化させてしまうこともあります。
足の爪だけではなく、手の爪にも発症しますし、悪化すると爪は厚みを増し、ボロボロになって崩れてきてしまうことも…。
こうなってしまっては、もはやネイルのおしゃれどころではありません。
しかも爪水虫は治りづらく、治療には半年以上かかるなど、根気が必要となります。
では、爪水虫の症状からみていきましょう。
爪水虫の症状
初期段階の爪水虫は、爪が白く濁ってくるのが特徴です。
この段階ではよく見なければ分かりませんし、前述の通り自覚症状はないので、発見するのは難しいかもしれません。
また、爪の厚みが増すのも主な症状です。
白癬菌に感染した箇所だけが盛り上がっていることも多く、進行すると白から黄色に濁っていきます。
さらに進行すると、爪の色は茶色から黒っぽい色へと変色していきます。
そこまで進行してしまうと、爪の表面はボロボロになり、爪切りで切ろうとしてもポロポロと崩れてしまうほどもろい状態に。
こうなってしまうと、もう靴を履くのも、歩くのにも支障をきたすような状態でしょう。
自然には治らない
爪水虫は、悪化すればするほど治療は困難になり、治癒するまでに時間がかかります。
また、白癬菌は繁殖力が強いので、放置しておけばそのうち治るという皮膚疾患ではありません。
爪水虫はれっきとした感染症です。
人にうつしてしまう可能性もありますし、最初は親指だけだったのに、いつのまにか別の指にも…ということにもなりかねません。
自分だけの問題ではないので、もしかしたらと思ったら、早めに皮膚科で相談してみましょう。
爪水虫の治療法
皮膚科を受診すると、爪の表面を一部削り取って、顕微鏡で白癬菌がいるかどうかをチェックします。
爪水虫であることが確認されると、内服薬で治療していくことになるでしょう。
外用薬(塗り薬)は、爪に阻まれてしまい、患部まで薬効を届けることが難しいのです。
最近では非常に効果の高い薬も開発されていますので、根気よく治療を続ければ、再びネイルを楽しめるようになるでしょう。
菌を繁殖させないことが大切
悪化させないようにするには、薬を服用しつつ、足を清潔に保つことです。
毎日足の指の間までせっけんでしっかり洗い、お風呂上りには水分をふき取り、乾燥させます。
ただし、洗いすぎも皮膚をふやけさせ、皮膚を弱らせることもあるのでNGです。
また、洗濯した靴下を干す際には、裏返して直射日光に当てて乾かすと良いでしょう。
日光消毒になります。
靴は、できるだけ通気性が良く、締め付けないものを。
サイズが合っていることも重要です。
また、家族にうつさないように、スリッパやバスマットなどは共有しないように注意しましょう。
まとめ
爪水虫は、かなり進行するまでかゆみや痛みが現れないため、見逃してしまいがちです。
しかし、放置しておくとどんどん進行し、ネイルサロンに行くどころか、家族など身近な人にも感染してしまう可能性もあります。
早めに治療を始めれば、それだけ早く治りますので、恥ずかしがらずに皮膚科を受診しましょう。