好きな色やデザインを施すことができ、指先をキレイに彩るジェルネイル。
見ているだけで気持ちやテンションを高めてくれますよね。
しかし、どれだけ可愛いネイルをしても爪の形が美しくなければ仕上がりも台無しです。
生まれつきのまま変えられないと思われがちな爪の形ですが、実は自分でキレイな形に整えることができるんです。
おうち時間が増えたいま、自宅でゆっくり美容のケアをする「おこもり美容」が注目されています。
忙しくて後回しにしがちな爪のケアも、時間がたっぷりある今のうちにしっかりお手入れしてみませんか。
この記事では、ネイルが映える爪になるような爪の整え方について解説していきます。
爪の形に悩みがある方やキレイなネイルをしたい方は、ぜひ参考にしてください。
綺麗な爪の形の作り方を押さえよう
では早速、キレイな爪の形の作り方を解説していきます。
爪の形を整えるために必要な道具は以下の3つ。
- 爪ヤスリ
- ネイルオイル、ハンドクリーム
- スティック
爪の長さや形を整えるには爪ヤスリが必要です。
爪の表面を磨くだけでなく、形を整えたり長さを調整したりするためのマストアイテムなので、必ず用意しましょう。
ネイルオイル・ハンドクリーム、スティックは主に甘皮処理をする際に重要になります。
どのアイテムも特別なネイルショップではなく、ドラッグストアや100円ショップなどで簡単に揃えることができますよ。
それではステップに分けてそれぞれの工程を見ていきましょう。
STEP①:伸びきった爪を短くする
長すぎる爪は一部のジェルが乗りにくく、見栄えも悪くなってしまいます。
そのため、まずは爪を適切な長さに整えていきましょう。
爪を短くするアイテムとして真っ先に爪切りが思い浮かびますよね。
しかし、爪切りを使うと爪に大きな衝撃を与えてしまい、地爪を痛めてしまう原因になってしまいます。
爪が長すぎる方は爪切りを使わざるを得ないですが、なるべく爪切りは使わないようにしましょう。
爪切り以外に爪を短くするには、爪ヤスリを使うのがおすすめです。
爪ヤスリにはいくつかの種類がありますが、爪を短くするためには「エメリーボード」と呼ばれる板が薄いヤスリを使いましょう。
目の粗さが100~150グリッドのエメリーボードを爪に当て、一方向だけに動かして削っていきます。
ヤスリの動きを往復させてしまうと爪を痛めてしまう恐れがあるので、必ず一方向だけに動かすように削ってください。
長さは好みの仕上がりに合わせると良いですが、おすすめは爪の先端の白い部分が全体の1/3~1/4になる長さです。
裏から見ると、爪が2〜3mm見えている長さを目安にすると良いでしょう。
このときに、好みの仕上がりイメージの形に整えながら削るのがおすすめです。
爪のデザインに関しては【【地爪別】より綺麗な爪の形にみえるデザイン】で解説しているので参考にしてくださいね。
STEP②:爪ヤスリで表面を滑らかにする
爪ヤスリは爪の表面を滑らかにするためにも使います。
「スポンジファイル」と呼ばれる180~240グリッドの柔らかいヤスリと、「シャイナー」と呼ばれる1,000グリッド以上のヤスリの2つを使うとピカピカの爪に仕上がります。
まずはスポンジファイルで爪の凹凸を整えていきましょう。
爪の表面の凹凸が整ったら、シャイナーで爪に光沢を出していきます。
爪ヤスリのグリッドは数字が小さければ小さいほど目が荒くなります。
そのため、ハードジェルがついている場合は最初に100〜180グリッドの目の粗いスポンジファイルを使い、最終的に180~240グリッドのスポンジファイルで磨くとキレイになります。
STEP③:デザインの形に合わせて爪先を整える
最後に爪の形を好みの形に整えていきます。
このとき使うのは、爪の長さを調整する際に使った100~150グリッドのエメリーボードです。
デザインの種類やそれぞれの整え方については、【【地爪別】より綺麗な爪の形にみえるデザイン】で解説しています。
また、爪を綺麗にすると同時に爪を健康的に育てていくこともとても重要です。
爪の健康的な育て方はこちら
【地爪別】より綺麗な爪の形にみえるデザイン
基本的な爪の整え方は以上ですが、さらに地爪をキレイに見せるための4つのデザインをご紹介します。
- 全体的に丸みがあり可愛らしい「ラウンド」
- 女性らしいイメージが増す「オーバル」
- シャープな形で指長効果がある「ポイント/アーモンド」
- 四角ネイルでおしゃれさが増す「スクエア」
もっと自爪や指の形をキレイに見せたいという方は参考にしてください。
それぞれどんな形か、どうやって整えるのかなどの詳細は以下の通りです。
全体的に丸みがあり可愛らしい「ラウンド」
ラウンドとは、爪全体が丸みを帯びているデザインの爪のことを指し、角ばった部分がないのが特徴です。
ラウンドデザインは目立ちすぎず自然な形なので、どんなネイルデザインにも合い初めてネイルをする方におすすめ。
爪を可愛いイメージにしたい方や、女性らしいネイルデザインが好みの方にもぴったりの形ですよ。
自爪をラウンド型にするには、エメリーボードで爪を削るときに角度を45度にキープして削ってください。
指先に添わすように、丁寧に丸く整えながら削るとキレイなラウンド型に仕上がります。
女性らしいイメージが増す「オーバル」
ラウンドよりもさらにサイドが丸く、卵のような形をしているのがオーバルデザインです。
縦長の形のため指がスラっと細く見えるのがオーバル型の特徴のひとつ。
指をキレイに見せたい方や大人っぽい印象を与えたい方に人気のデザインです。
オーバルは丸みが強いデザインのため、ヤスリで削るときは角度を30度にするのがポイント。
ある程度長さを残し、サイドを丸みに気をつけながら削るとオーバルデザインが完成します。
サイドを削りすぎると爪の先がとがってしまうので、少しずつ気をつけながら削っていきましょう。
シャープな形で指長効果がある「ポイント/アーモンド」
ポイント/アーモンドも細長い形のデザインですが、先端がとがっているのがオーバルとの大きな違いです。
通常の爪とは形が大きく違うので、爪を目立たせたいときや普段とは違った雰囲気にしたいときはポイント/アーモンドデザインにするのがおすすめです。
オーバル同様指が細長く見えるため人気の高いデザインですが、とがっている先端部分が折れやすいのが特徴でもあります。
そのため、爪先をあまり使わない方にぴったりのデザインだと言えます。
ポイント/アーモンドデザインに仕上げるには、削るヤスリの角度を90度にするのがポイントです。
オーバルと同じ方法で、さらにサイドを削るとポイント/アーモンドの形に仕上がります。
四角ネイルでおしゃれさが増す「スクエア」
丸い部分がなく、先端が角ばっている形がスクエアデザインです。
面が広いため割れにくいスクエアは、フレンチネイルやグラデーションが際立ってキレイに映えるという特徴があります。
個性的でおしゃれな印象を与えるのにぴったりなスクエアデザインですが、地爪と違って角の部分が多いため、爪が服などに引っ掛かりやすい傾向があります。
さらに角が欠けやすい場合もあるので注意が必要です。
スクエアデザインは地爪が伸びていると整えやすい形です。
ヤスリは爪に対して90度に当て、真上から見て四角になるように削っていきます。
スクエアの角の部分に少し丸みをつけて、スクエアオフというデザインにすることもできます。
深爪や横幅に広い爪を改善する方法とは
横幅が広く短い爪のことを「男爪」、それに対しスラっと縦長な爪のことを「女爪」と呼ぶことをご存知でしょうか。
男爪の方は爪に対しコンプレックスを抱きやすく、女爪に憧れを持つ方が多いと言われています。
実は男爪もキレイに爪を整えることで改善することができるんです。
地道な工程が必要ですが、憧れの女爪になるために必要なステップを見ていきましょう。
爪切りではなく爪ヤスリを使う
キレイな爪の作り方でもお伝えした通り、なるべく爪を短くする際は爪切りではなく爪ヤスリを使うようにしましょう。
爪切りは爪に衝撃を与え痛めるだけではなく、過度に切りすぎて深爪を起こしてしまう原因にもなり得ます。
深爪は男爪の大きな特徴のひとつなので、できる限り避けるのが重要です。
爪の長さを整えるための爪ヤスリは、先述の通り100~150グリッドのエメリーボードがおすすめです。
あまり削れないという方は、ガラス製のヤスリを使うとシャリシャリと楽にキレイに削ることができます。
ガラス製の爪ヤスリは半永久的に使えるため、長い目で見るとコストパフォーマンスも優れています。
爪の乾燥を防ぐ
女爪は形だけでなく、潤ったキレイな爪のことも指します。
そのため男爪から女爪になるには、爪をいつも潤った状態にすることが必須だと言えます。
爪の乾燥を防ぐには、毎日ネイルオイルを塗り込むことが大切です。
ハンドクリームと同じように、手を洗うたびにネイルオイルを塗ってあげてください。
ネイルオイルの上からハンドクリームを塗ると、さらに乾燥を防いでくれる効果があります。
ネイルオイルは香りが良いものも多いので、リラクゼーションとしても使うことができます。
好みの匂いのネイルオイルを毎日持ち歩いてはいかがでしょうか。
爪の噛み癖を治す
短すぎる爪の理由のひとつに、爪の噛み癖がある方もいるのでは無いでしょうか。
爪を噛むと爪の形が悪くなるだけでなく、指先から悪い菌が入り爪や皮膚に悪影響をもたらす場合もあります。
デメリットしかない爪の噛み癖は、できることならすぐにでも直したいですよね。
しかし、癖というのは知らず知らずのうちにやってしまいなかなか直らないもの。
まずは、爪に手袋や絆創膏などでカバーをするといった対策から始めるのがおすすめです。
そして癖を治す際に重要なのが、癖が起こりやすい状況を知ることです。
例えば悩んでいるときに爪を噛む頻度が高ければ、悩むときは頭に手を置くように癖づける、など状況から変えていきましょう。
何時から何時まで噛まないと意識したり、人に見てもらって注意してもらったりと噛み癖を直すルールを決めても良いかもしれません。
爪の噛み癖を直すアイテムとして「爪噛み防止マニキュア」といったものも売られているので、このようなツールを使うのも検討してみてください。
甘皮処理を行う
男爪が気になる方も、甘皮をキレイに処理していれば美しい指先が叶います。
甘皮を放置すると分厚いささくれになってしまうこともあり、そうなると処理が大変です。
美しい爪を維持するためにも、柔らかいうちに処理を済ませておくことが重要です。
甘皮処理は以下の手順で行うのが一般的です。
- ネイルオイル、ハンドクリームで甘皮を柔らかくする
- お湯につけて甘皮をふやかす
- スティックで甘皮を押し上げる
簡単なケアですが毎日やると返って爪を痛める可能性もあるため、2週間に1回程度のペースがおすすめ。
スティックで強く押すと爪の形が変わる恐れもあるので、優しく丁寧に行いましょう。
まとめ
キレイな爪の形は、たった3つのステップで簡単に作れるということがわかりました。
- 伸びきった爪を短くする
- 爪ヤスリで表面を滑らかにする
- デザインの形に合わせて爪先を整える
爪の形は主に【ラウンド・オーバル・ポイント/アーモンド・スクエア】の4種類です。
それぞれ特徴や仕上げ方が異なるので、好みの爪の形に合わせてこの記事を参考に整えてくださいね。
男爪がコンプレックスという方も、スラっとキレイな女爪を目指して爪のケアを行っていきましょう。
爪がすぐに折れてしまい困っている、二枚爪がコンプレックスで恥ずかしいという方はこちらの記事も参考にして下さい
ネイルサロンに初めて来店される方はこちらの記事を参考にして下さい