好きな色やデザインを施すことができ、指先をキレイに彩るネイル。見ているだけで気持ちやテンションを高めてくれますよね。
サンダルを履く夏のシーズンはフットネイルやペディキュアの人気も高く、足のセルフケアをしたい人が増えています。せっかくお気に入りのネイルをするなら、キレイな足の爪の方が良いと思っている方が多いでしょう。
しかしながら、「足の爪を手入れしていないからネイルサロンに行くのが恥ずかしい・・・」という思う方もいるでしょう。足の爪のケアはセルフでも簡単に行えるので、誰に見せても恥ずかしくない爪を手に入れることができます。足の爪がキレイになると、きっと足のネイルをしたくなりますよ。
今回は、そんな足の爪のお手入れ方法を詳しく解説していきます。足の爪をキレイにするメリットや注意点も紹介しているので、セルフケアをするか迷っている人やどうやって手入れするかわからない人は、この記事を参考にしてください。
足の爪ケアをおこなうメリットとは
夏のシーズンにしか人前に出ない足の爪は、お手入れする必要性を感じない人も多いのではないでしょうか。しかし足の爪をケアするのは、見た目はもちろん他にもメリットがあるんです。
- 印象が良くなる
- ストッキングの伝線を防げる
- 臭いの予防対策になる
- 巻き爪の予防対策にもなる
足の爪のケアは、見た目だけでなく健康的にもおすすめです。それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。
印象が良くなる
サンダルを履くシーズン以外にも、部屋の中や温泉などで素足になり足の爪が見える機会は多くあります。足の爪が汚れていたり傷ついた状態だったりしたら、清潔感が損なわれるかもしれません。
反対に足の爪までキレイでいると、「細かいところまで手入れが行き届いている人」と良い印象を与えることができます。足の爪は普段はあまり目にしない部分なので、見えない場所に手をかけるかどうかで、印象は大きく変わります。
特に普段は手のネイルや化粧などおしゃれにしている人の足の爪が手入れされていないと、がっかりされるかもしれません。普段はあまり見られない場所だからこそ、しっかりとケアする必要があるといえるでしょう。
ストッキングの伝線を防げる
足の爪をケアすることは、見た目だけでなく日常生活を便利にするためにも有効です。足の爪割れやささくれがある状態のまま放置しておくと、ボトムスに引っ掛けて傷をつけてしまうこともあります。
そんな状態で大きく被害を受けるのが、ストッキングです。生地が薄く破れやすいストッキングは、少しでも尖ったものが当たると簡単に破れたり伝線したりします。特別なシーンや急いでいる場面で、ストッキングが伝線することは避けたいですよね。
お気に入りの衣服や靴下、ストッキングをムダにしないためには、きちんと足の爪の手入れを行いましょう。簡単なケア処理を定期的にすることで、このようなストレスから解放されますよ。
臭いの予防対策になる
足の臭いがお悩みの人は多いのではないでしょうか。足の臭いの大きな原因は、爪の中にたまる垢や角質です。足にある垢や角質が雑菌として繁殖し、嫌な臭いが起こります。こういった垢や角質は、特に足の爪の角や爪の裏側、甘皮部分によく溜まります。
「臭いの原因である垢・角質を取ればいいのでは?」と考える人もいるかもしれません。しかし、角質はすべて取ってしまうと反対に雑菌が入る原因になってしまいます。そのため、垢や角質を綺麗に取ることは避けてください。
足の臭いを予防するためには、臭いが溜まりやすい爪のお手入れが重要なポイントです。足のケアをしっかりすることで、臭いのもとになる垢が溜まるのを防ぐ効果があります。足の臭いが不安な人は、爪を入念にお手入れしましょう。
巻き爪の予防対策にもなる
巻き爪とは、爪の両端が内側に巻き込まれた形の爪のことです。巻き爪のまま放置しておくと爪の周りの皮膚を傷つけたり、ひどい場合は炎症が起こったりする場合もあります。このような状態は足の指にとって非常に危険なため、巻き爪にならない爪作りをすることが大切です。
巻き爪の予防に必要なのは、足の爪をしっかりセルフケアすることです。短すぎる爪や、両端が深いといったアンバランスな形が巻き爪の主な原因とされています。足の爪を正しくカットすることで、巻き爪になるのを防いでくれます。
巻き爪が悪化して足に影響が出ると、歩くのが困難になる可能性もあります。歩行バランスを崩して転倒しやすくもなるので、足の爪がカーブを描いている人は前もった予防が重要です。
【全6ステップ】綺麗な足の爪にするお手入れ方法
ここからは、たくさんのメリットがある足の爪をキレイにするお手入れ方法を解説していきます。手順は、たったの6ステップです。
- 必要な道具を用意する
- 爪を柔らかくする
- 爪を切る
- 甘皮を取り除く
- ネイルファイルで慎重に整える
- 爪の保湿をおこなう
これらのステップだけで簡単にセルフケアできるので、初心者の人にもおすすめです。この処理をするだけで、見た目にも美しく健康的な足の爪が手に入ります。それぞれのお手入れ方法を見ていきましょう。
①必要な道具を用意する
足の爪のお手入れに必要なアイテムは以下の5つです。
- ネイルニッパー
- 180グリッド程度のネイルファイル(エメリーボード)
- ウッドスティック
- コットン
- ネイルオイルorボディクリーム
これらの道具はドラッグストアなどですべて簡単に手に入ります。手の爪のセルフケアにも使えるので、持っておいて損はないでしょう。
ネイルファイルは3つの種類がありますが、エメリーボードは薄くて硬いやすり、スポンジファイルは柔らかいファイルという違いがあります。それぞれ使う用途も異なるため、できれば3つすべてを用意しておくのがおすすめです。
②爪を柔らかくする
爪が乾燥している状態でお手入れを行うと、かえって自爪に負担がかかってしまう可能性があります。爪割れや二枚爪の原因にもなるので、セルフケアをする前は爪を柔らかくしておきましょう。
ぬる目のお湯に10分ほどつけると、爪がふやけて柔らかくなります。お湯につける下処理が面倒な人は、お風呂のあとにセルフケアを行うのがおすすめです。角質などが柔らかくなっている状態なので、いちいちお湯につける必要はありません。
③爪を切る
巻き爪を切る場合は、一般的な爪切りはおすすめできません。一般的な爪切りは、先端が丸くなっているのが一般的です。爪を丸く切ってしまうと深爪しやすくなり、その深爪が巻き爪の原因につながります。
巻き爪対策で爪を切るには、「スクエアオフ」の形がおすすめです。スクエアオフとは、角が丸い四角い形をした爪のことです。サイドも先端も真っ直ぐにして角だけ丸みをつけると、巻き爪になりにくい爪になります。
足の爪を四角くカットするには、ネイルニッパーを使いましょう。ネイルニッパーは基本的に、工具のニッパーと同じ形をしています。握りやすく切りやすいため、爪を四角く切るのも難しくなく、厚い爪も比較的楽に切ることができます。
▶キレイにお手入れするポイント!
ネイルニッパーは一気にパチっと切らずに、端から徐々に切っていくのがおすすめです。深爪は巻き爪の原因になるため、切りすぎるのはよくありません。爪の先端の白い部分を、1mm程度残すようにカットするようにしましょう。
④甘皮を取り除く
甘皮とは、爪の生え際にある薄い皮膚のことです。甘皮がありすぎると爪に水分が行き渡りにくく乾燥の原因になるため、不要な部分は処理しなければいけません。
ウッドスティックの先端にコットンを巻き付け、くるくる回しながら優しく根本に押しあげます。甘皮には雑菌が入るのを防ぐ役割があるので、無理やり押したりカットしたりするのは厳禁です。正しいやり方で、いらない甘皮だけを取り除くようにしましょう。
▶キレイにお手入れするポイント!
甘皮ケアをするときに、甘皮が硬かったり乾燥していたりすると爪へダメージを与えてしまいます。②での下処理が乾いていたら、もう一度爪をお湯につけてふやかしてください。
⑤ネイルファイルで慎重に整える
ネイルファイルで爪の形をキレイに整えていきます。
巻き爪を防ぐには「スクエアオフ」がおすすめです。スクエアオフの削り方は、先端→サイドの順番で真っ直ぐにしていきます。足の指をしっかり押さえ、爪にネイルファイルを当てながら削っていくのがポイントですよ。
どちらも真っ直ぐになったら、角の部分だけを丸く整えていきましょう。削りすぎると丸みを帯びて巻き爪になりやすい爪になるので、慎重に削ってください。
▶キレイにお手入れするポイント!
真っ直ぐ削るときは、ネイルファイルを爪に対して垂直に当てると削りやすいです。ネイルファイルは必ず一方向にかけてください。往復させながら削ると、爪を痛める原因になるので注意しましょう。
⑥爪の保湿をおこなう
爪のお手入れには、保湿は欠かせません。お手入れ後の爪は乾燥しやすいので、ネイルオイルやボディクリームでしっかりと保湿しましょう。マッサージしながら塗り込むと、リラックス効果も高まります。
▶キレイにお手入れするポイント!
ネイルオイルは揮発性が高いので、ボディクリームとのダブル使いがおすすめです。オイルを浸透させたあとにクリームで蓋をすると、保湿効果が高まります。
注意すべき足の爪を押さえよう
通常はここで紹介したお手入れでキレイな足の爪が手に入りますが、このような足の爪の状態の場合は、他のケアの必要性も考えられます。
- 爪表面がデコボコしている場合
- 爪の色がピンク以外の場合
それぞれ詳しく解説していきます。
爪表面のデコボコは「栄養の偏り」が原因かも
爪がデコボコしている場合は、栄養の偏りが考えられます。特に、「タンパク質」「カルシウム」「ビタミンB類」「マグネシウム」などが不足している可能性があるので、私生活の見直しが必要です。
食事で得た栄養は優先的に命に直結する部位に行き渡るため、爪や髪の優先順位は高くありません。食生活を見直しても爪のデコボコが治らない場合は。上記のような栄養をサプリメントで摂取するのもおすすめです。
それでも治らない場合は、爪白癬などといった病気の可能性もあります。気になる場合は、皮膚科などの医療機関を受診してください。
爪色が「ピンク色以外」なら病気の可能性があるかも
健康な爪は、薄いピンク色をしています。爪の色がピンク色ではない場合は、爪の病気にかかっているかもしれません。爪の色によって、病気の種類は異なります。それぞれ代表的な病名と症状を解説します。
爪の色 | 代表的な病名 | 主な症状 | 主な原因 |
---|---|---|---|
黒 | 爪下血腫 | ・爪の変色 ・爪が剥がれ落ちる | ・指への強い衝撃 |
白 | 爪白癬 | ・爪が分厚くなる ・爪の先端がもろくなる | ・爪に細菌が入る |
黄 | 爪甲鉤彎症 | ・爪が変色する ・痛みを感じる | ・爪が圧迫され成長が止まる |
緑 | 緑膿菌感染症 | ・爪が変色する ・膿が出て臭くなる | ・爪の不衛生
|
爪がピンク以外の色になった場合は、早いうちに医療機関を受診するようにしましょう。放置しておくと皮膚にも被害が出たり、歩きにくくなる可能性もあります。
まとめ
「普段見えづらい足の爪はお手入れするのが面倒・・・」と思う人が多いかもしれません。しかし、足の爪をキレイにするには、見た目のほかにこのようなメリットがあります。
- 印象が良くなる
- ストッキングの伝線を防げる
- 臭いの予防対策になる
- 巻き爪の予防対策にもなる
そんな足の爪のお手入れは、以下の6ステップだけで簡単に行えます。
- 必要な道具を用意する
- 爪を柔らかくする
- 爪を切る
- 甘皮を取り除く
- ネイルファイルで慎重に整える
- 爪の保湿をおこなう
必要なアイテムはすべてドラッグストアなどで揃えられるので、明日からでも始めることができますよ。
しかし、このような爪の人は注意が必要です。
- 爪表面がデコボコしている場合
- 爪の色がピンク以外の場合
栄養不足や何らかの病気にかかっている可能性があるので、放置せずに早めに専門の医師に診てもらいましょう。
手の爪と同じように、足の爪もセルフケアしてキレイな足を手に入れてくださいね。