好きな色やデザインで指先をキレイに彩るネイルは、見ているだけで気持ちやテンションを高めてくれますよね。
ポリッシュやジェルネイルなどさまざまな種類があるネイルのなかには、デザインされたチップをセルフで付けるだけのネイルチップというタイプもあります。ネイルサロンに行かずともデザイン性の高いネイルが楽しめるネイルチップは、ネイル初心者の人でも楽しめるアイテムです。
今回は、ネイルチップとはどんなものなのか、正しいサイズの測り方・装着の方法を詳しく解説していきます。「ネイルチップに興味があるけど、どんなものかわからない」という人は、ぜひこの記事を参考にしてください。
ネイルチップとは
ネイルチップとは、ネイルアートが施された爪の形をしたチップのことです。ポリッシュだけのシンプルなものから本格的なジェルネイルのデザインまでさまざまな種類があり、気分や用途に合わせて好きなデザインを楽しめます。
ジェルネイルと同じ様に幅広いデザインが楽しめるネイルチップですが、以下のようにジェルネイルと違いがあります。
| ネイルチップ | ジェルネイル |
---|---|---|
付け方 | 爪にチップを貼り付ける | 爪に直接デザインする |
外し方 | リムーバーで浮かせて剥がす | リムーバーで浮かせて剥がす |
持ち時間 | 1日 | 3〜4週間 |
施術時間 | 約10分〜 | 約1〜2時間 |
メリット | 頻繁にデザインを変えられる | モチが長い |
デメリット | 外れる可能性がある | 付けるのに手間がかかる |
ネイルチップは簡単に付け外しができるので、気分やファッションに合わせて手軽に付け替えられます。種類によっては、一度付けたチップを再利用することも可能です。ジェルネイルに比べて、コストパフォーマンスが高いのも魅力のひとつでしょう。普段ネイルができない人でも、イベントのときだけ楽しむといった使い方も可能です。
ネイルチップには、大きく分けて2つの種類があります。
- 両面テープタイプ
- 接着剤タイプ
それぞれの特徴やメリット、注意点などを比較して、どちらのタイプが自分に合うかみていきましょう。
両面テープタイプ
爪との貼り付けに、両面テープを使用するネイルチップです。チップより小さめの両面テープが付属されているケースが多いため、ほかに何もそろえる必要がなく、手軽に付けられます。
両面テープタイプのメリットと注意点は、以下のとおりです。
メリット | 注意点 |
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両面テープタイプのチップは、雑貨屋やドラッグストアなど多くの場所で手に入れられます。両面テープで貼るだけなので初心者の人でも扱いやすく、接着剤タイプに比べると爪が傷みにくい点も魅力のひとつです。チップを繰り返し使えるので、お気に入りのデザインは両面テープタイプにするといいでしょう。
接着剤タイプ
グルーと呼ばれる接着剤を使って、爪とチップを貼り付けるタイプです。両面テープよりも粘着性が高く、チップをしっかりと貼り付けてくれます。
接着剤タイプには、以下のようなメリットと注意点があります。
メリット | 注意点 |
---|---|
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粘着性が高い接着剤タイプは、爪にかかる負担が大きくなってしまうため、外す際は両面テープタイプよりも慎重に行わなければいけません。その分、チップを外れにくく、キレイに付けられることが魅力だといえます。ネイルが外れると困るような大事なシーンなどには、接着剤タイプがおすすめです。
ネイルチップ購入前に確認したい爪サイズの測り方
好きなデザインを気軽に楽しめるネイルチップは、サイズ選びが重要です。自爪の形に合わないチップを選んでしまうと、見た目が不自然だったりすぐに取れてしまったりする可能性があります。
ここからは、ぴったりのサイズのネイルチップを選ぶための2つの方法を解説していきます。
- メジャーで爪サイズを測る
- サイズ確認用チップで爪サイズを測る
それぞれコツや注意点が異なるので、詳しくみていきましょう。
メジャーで爪サイズを測る方法
特別なアイテムを使わず簡単に行えるのが、家にあるようなメジャーで爪のサイズを測定する方法です。家にあるメジャーひとつで完了するため、すぐにサイズが知りたい人にはおすすめです。
STEP1:爪の横幅を測る
メジャーで爪の横幅の一番広い部分を測ります。このときに気をつけるべきポイントは、やわらかいメジャーを使うことです。爪の表面は曲線状になっており、硬いメジャーや定規で計測すると、サイズに誤差が生まれてしまいます。
やわらかいメジャーは、100円ショップや手芸屋で手に入れることが可能です。手に入れられない場合は、リボンやテープを爪に巻いて印を付け、その長さを硬いメジャーや定規で測る方法もあります。
メジャーで測る際は、少し大きめに測りましょう。ネイルチップは一般的に合成樹脂でできているため、あとからネイルファイルで削りながら調整できるからです。少しサイズが大きくても、心配する必要はありません。
STEP2:チップを購入する
基本的にネイルチップは、爪の横幅のサイズごとに販売されているので、長さを選ぶことが難しいケースがほとんどです。短いものが欲しい場合は、ネイルファイルを使って自分で削ってみましょう。販売場所によっては、長さの相談を受け付けてくれることもあります。どうしても気になる人は、問い合わせてみることもおすすめです。
販売場所によっては、チップの形も選べます。オーバルやラウンド、スクエアなどさまざまな種類があります。形が違うだけでも爪の印象は大きく変わるので、こだわりの形を選びましょう。爪の形の種類について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
可能であれば別記事にリンクさせていただきたいです。難しい場合は、この一文ごと消去してください。
サイズ確認用チップで爪サイズを測る方法
より正確にサイズを測れるのが、サイズ確認用チップを使う方法です。販売場所によっては、数百円 の安価帯で販売されていたり、無料 で配布されていたりすることがあります。正確なサイズを知りたい人は、とくにおすすめの測定方法です。
STEP1:サイズ確認用チップを合わせる
サイズ確認用チップとは、何もデザインされていない無色透明のチップのことです。基本的には10枚1セットで販売・配布されており、実際に爪に当ててぴったりのサイズを確認します。同じ指でも左右によって大きさは異なるため、10本すべての指を合わせるようにしましょう。
気をつけるべきポイントは、販売場所によってチップの大きさが変わることです。サイズ確認用チップとデザインされたチップを別のところで購入すると、サイズが合わない可能性もあります。必ず同じ店のチップを合わせるようにしてください。
先ほどご説明した爪の形を選べるケースもあるので、好みの形を前もって選んでから、サイズ確認用チップを手に入れるようにしましょう。
STEP2:チップを購入する
メジャーで爪を測る場合と同様、爪のサイズがわかれば好みのチップを購入します。注文の方法は購入場所によって異なるため、必ず最初にショッピングガイドに目を通すようにしましょう。
自分のサイズにぴったりなチップが手に入れば、違和感なく理想的なネイルを楽しめます。
購入したネイルチップが合わない場合の対処方法
しっかりサイズを確認したのに、サイズの測り方が間違っていたりチップのカーブと自爪のカーブが合わなかったりすると、ネイルチップが合わない可能性も考えられます。万が一そのような状況になってしまったら、以下の方法を試してみましょう。
- ネイルファイルで調整する
- 両面テープを重ね貼りする
ネイルファイルで調整する
先述のとおり、一般的にネイルチップは合成樹脂でできているため、ネイルファイルで削ることで大きさを調整できます。しかし、無理に削りすぎると形がいびつになってしまうので、できる限り自爪のサイズに近いチップを選ぶようにしましょう。
両面テープを重ね貼りする
ネイルチップと爪を真正面から見たときにチップが浮いていれば、爪とのカーブの形が合っていない可能性があります。そういった場合は、隙間を埋めるように両面テープを自爪とチップの間に重ねることで、浮きを改善することが可能です。
ネイルチップのサイズが合っていないと、見た目にも付け心地にも違和感があります。ただし、サイズが合わないからといって無理矢理装着すると、自爪を傷めたりチップをダメにしたりする恐れがあるので避けましょう。
今回紹介した方法はすべて、ネイルチップのサイズが大きい場合の対処方法です。残念ながら、サイズが小さい場合は対処方法がありません。サイズに迷ったら、少しだけ大きめのものを買うことをおすすめします。
【タイプ別】ネイルチップの付け方
ここからは、両面テープ・接着剤タイプのそれぞれの付け方をみていきましょう。サイズがしっかり合っていても、正しい付け方をしないと浮いて見えたり簡単に外れたりしてしまいます。
装着前にすべきこと
どちらのタイプのネイルチップでも、装着前に下準備が必要です。自爪に付いている汚れや油分は、除光液やアルコールを使ってしっかりと落としましょう。爪に余分なものが付いていると、チップをキレイに貼り付ける妨げになります。
もちろん、ネイルチップを付ける前にサイズを合わせておくことも重要なポイントです。サイズだけでなく、自爪の形に合わせておくことで、仕上がりの見た目が大きく変わりますよ。
両面テープタイプの場合は、なるべくテープ部分には触れないように注意しましょう。テープを触りすぎると粘着力が弱まり、すぐに外れてしまう原因となります。
両面テープタイプの場合
①必要な道具をそろえる
両面テープタイプのチップを使う場合は、最低限下記の道具が必要です。
- ネイルチップ
- ネイルファイル
- (付属されていない場合)両面テープ
両面テープはネイルチップと同梱されているケースが多いので、基本的には特別な道具を用意する必要はありません。両面テープが付属されていないネイルチップを使う場合は、文房具用の両面テープで代用が可能です。
②ネイルチップに両面テープを貼る
チップ1枚ずつに、両面テープを貼っていきます。空気が入ると取れやすいため、空気を抜きなら貼っていきましょう。カーブ部分は先の尖ったものを使うとキレイに貼ることが可能です。
③両面テープのサイズを調整する
ネイルチップは、端から取れやすい特徴があります。そのため、端が埋まっていない場合は両面テープを小さくカットし、端を埋めるようにすると密着率がアップします。両面テープがチップからはみ出した場合は、ハサミで丁寧にカットして整えましょう。
④爪にネイルチップを貼り付ける
ネイルチップを、1本ずつ爪に貼り付けていきます。まずはチップと爪の根元を合わせて、先端に向かって空気を抜きながら押さえるとキレイに貼り付けられます。
ネイルチップが貼れたら、指の腹を使って押さえていきましょう。爪のサイドもつまむように押さえると、密着率が高まりますよ。
接着剤タイプの場合
①必要な道具をそろえる
接着剤タイプの場合、用意すべきアイテムは以下の4つです。
- ネイルチップ
- ネイル用接着剤(グルー)
- ネイルファイル
- コットン
ネイル用接着剤は、ドラッグストアや100円ショップで手に入れられます。さまざまな種類がありますが、カーブ部分も塗りやすいブラシタイプがおすすめです。
②ネイルチップに接着剤を塗る
まずは、1枚のネイルチップに接着剤を塗っていきます。はみ出さないように、薄く伸ばしながら塗るとキレイに仕上がります。チップが取れやすい端まで、しっかりと塗りましょう。
万が一接着剤がはみ出した場合は、コットンを使ってすぐに拭き取ってください。接着剤は固まると取れにくくなるため、はみ出したらすぐに拭き取れるようにコットンはそばに置いておきましょう。
③爪にネイルチップを貼る
両面テープタイプと同様にまずは爪の根元にチップを合わせ、先端に向けて空気を抜きながら貼っていきます。このときにも接着剤がはみ出す恐れがあるので、すぐにコットンで拭き取ってください。
チップが貼れたら、指の腹で1分ほど押さえます。チップが動いてしまうため、強く押すのは厳禁です。そのあとは1〜2分ほど放置し、接着剤が乾くのを待ちましょう。
④すべての指に②・③の工程を繰り返す
1本完成したら、ほかの指も1本ずつ同じ工程を繰り返していきます。接着剤が乾かないまま行うと、ほかの指の作業をしている際に外れてしまう可能性もあります。③の工程で、必ず接着剤が乾いたことを確認しましょう。
まとめ
ジェルネイルよりも手軽にたくさんのデザインを楽しめるネイルチップには、以下2つの種類があります。
- 装着が簡単な「両面テープタイプ」
- モチがいい「接着剤タイプ」
ネイルチップを取れにくくキレイに付けるには、サイズ感が重要です。チップを購入する前に、「メジャー」か「サイズ確認用チップ」のどちらかを使って、爪のサイズを測ることをおすすめします。もしもサイズが合わない場合は、「ネイルファイル」や「両面テープ」で対処が可能です。
ネイルチップの装着は、たったの3ステップで簡単に行えます。
- STEP1:道具をそろえる
- STEP2:ネイルチップに両面テープor接着剤を付ける
- STEP3:チップを爪に付ける
ネイルチップはとくにネイル初心者の人や、普段ネイルができない人におすすめです。この記事でネイルチップの測り方を参考にして、自分にぴったりなネイルチップを楽しみましょう。