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ネイルサロンに初めて行く際に、甘皮処理は必要?甘皮について詳しく紹介

普段使いや大事なイベントの際など、日々の生活に彩(いろどり)を与えてくれるジェルネイル。とくに人生の節目を迎えるイベントの前には、ネイルで爪先までキレイにしたいですよね。

 

「思い切って、ネイルサロンですごくオシャレなデザインにしてもらおう!」と思う人も多いはずです。

 

ただ初めてネイルサロンへ行く人にとって、事前の爪の処理に迷ってしまう人は多いでしょう。とくに、指の甘皮処理をするかどうか、迷っている人は少なくありません。

 

今回はネイルサロンに初めて行く人に向けて、甘皮処理の必要性や手順、初めてネイルサロンに行く場合にしなくてもよいことなどを解説していきます。初めてのジェルネイルや甘皮処理に不安な人は、ぜひ参考にしてください。

 

初めてのネイルサロンで甘皮処理は必ずしておくべき?

 

結論から述べると、ネイルサロンに行く前に甘皮処理をする必要はありません。

 

甘皮が残ったままの爪を見られるのは恥ずかしいという理由で、前日やネイルサロンに行く直前にセルフで甘皮処理をする人がいます。しかし、セルフで甘皮処理をするのとプロのネイリストが甘皮処理をするのでは、施術内容や爪への負担が異なります。

 

甘皮処理の質によってジェルネイルの出来栄えは左右されるため、セルフで甘皮処理を行うとジェルネイルの持ちが悪くなったり、ネイルのデザインに影響を及ぼしたりするかもしれません。間違った甘皮処理をすると爪から出血する可能性もあり、そうなった場合、施術ができないこともあります。せっかく初めてのネイルサロンに行くのに、セルフケアのせいで満足いく施術ができないのは避けたいですよね。

 

ほとんどのネイルサロンでは、施術前に甘皮ケアが含まれています。ネイリストはたくさんの人の爪を見ているため、甘皮が残った爪でも恥ずかしい思いをする必要がありません。恥ずかしがらず、遠慮せずに甘皮処理はプロのネイリストに任せましょう。

 

ネイルサロンで甘皮処理をする理由

甘皮とは、爪の根本にある薄い皮膚のことです。本来は最近や異物が爪に侵入する役割がありますが、伸びすぎた不要な部分は爪にさまざまな影響を及ぼします。そのため、ほとんどのネイルサロンでは施術前の甘皮処理は必須なのです。

 

ネイルサロンで甘皮処理が行われるのは、5つの効果があるからです。

 

  • 清潔に保つ
  • ジェルネイルの持ちを保つ
  • 爪の成長を促す
  • 爪が長く見える
  • 爪の乾燥を防げる

 

それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

 

清潔に保つ

爪は、人に見られることが多いパーツです。爪をキレイに整えるだけで、清潔感があり好印象を与える効果があります。甘皮は放置しておくと、乾燥し分厚いささくれのように見えることも。爪周りに白いごみのようなモノがついているようにも捉えられるため、甘皮の放置は見栄えがよくありません。

 

手元に清潔感がほしい人は、甘皮処理が必須です。どれだけ可愛いネイルをしていても、清潔感がなければ残念な手元になってしまいます。甘皮処理を怠らないことが、清潔でキレイな手元の印象を与えるコツなのです。

 

ジェルネイルの持ちを保つ

ジェルネイルは、自爪とジェルの密着率が高ければ高いほど取れにくい特徴があります。密着率を高めるには、できるだけ自爪はフラットで障害物がない状況が理想的です。

 

爪に余分な甘皮が残っていると、爪がフラットな状態になるのを妨げてしまいます。甘皮を除去することで、爪表面の凹凸をなくす効果が高いです。とくに甘皮は爪の根元についているため、余分な甘皮が残っているとジェルやマニキュアを塗った際に根本から浮いてしまう大きな原因になります。

 

爪の成長を促す

甘皮は、爪が伸びるために最も重要な部分です。甘皮の下には爪母(そうぼ)と呼ばれる爪の栄養の元になる部分があります。甘皮によって爪母は保護されているため、甘皮がなくなってしまうと爪の成長がストップしてしまいます。

 

しかし、甘皮が伸びすぎていてもいけません。定期的に甘皮処理をすると、適度な刺激によるマッサージ効果が発揮され、爪の成長を促します。爪が伸びるスピードの遅さにお悩みの人は、定期的な甘皮処理がおすすめです。

 

爪が長く見える

甘皮が伸びて乾燥すると爪の根本が白っぽく角質化してしまい、爪の根本にこびりついてしまいます。本来縦長の爪の長さを強調するためには、上下をなるべくスッキリさせることが重要です。根元に甘皮がついたままだと、爪の長さの強調を妨げてしまいます。

 

爪が長く見えると指も長くキレイに見せられ、全体のイメージアップにもつながるでしょう。爪だけでなく手指全体を美しく見せるためにも、甘皮処理は大切な施術のひとつなのです。

 

爪の乾燥を防げる

必要以上の甘皮が残ったままだと、本来爪に必要な量の水分まで奪ってしまい、爪の乾燥につながります。日常生活でよく使う手指は家事や手洗い、紫外線などでほかの部位よりも乾燥しやすいパーツです。日常生活の行動を制限するのは難しいため、できるだけ乾燥しない爪の状態を保つ必要があります。

 

爪の乾燥が進むと、爪が割れたり折れやすくなったり、二枚爪になったりする可能性が高いです。割れたり折れたりした爪は衣服に引っかかりやすくなり、地肌や爪自体にダメージを与えてしまいます。二枚爪になってしまえば爪の見た目が悪くなるだけでなく、ジェルネイルがキレイに映えない可能性も高いです。

 

爪を美しく保ちたい人にとって乾燥は厳禁。甘皮処理にはそんな乾燥を防ぐ効果も含まれています。

 

甘皮処理にかかる時間と手順

 

どのネイルサロンでも、ある程度の甘皮処理にかかる時間と手順は決まっています。初めてネイルサロンに行く前に、甘皮処理にかかる平均的な所要時間と手順を知っておきましょう。

 

甘皮処理にかかる時間

甘皮処理の所要時間は、30〜40分が一般的です。ただし、担当するネイリストのスキルやネイルサロンの方針によっても所要時間は前後します。時間が気になる場合は、ネイルサロンに行く前の予約段階で確認しておくとよいでしょう。

 

甘皮処理の手順

ネイルサロンで行う甘皮処理の一般的な手順は以下のとおりです。

 

  • 甘皮をお湯でふやかす
  • プッシャーで甘皮を剥がす
  • ルースキューティクルを取る
  • 甘皮を整える
  • アフターケア

 

■甘皮をお湯でふやかす
甘皮処理の前に、甘皮を柔らかくして処理しやすくする手順です。甘皮にキューティクルリムーバーを塗り、38度ほどのぬるま湯に5分ほどつけます。甘皮が硬い人は、もう少し時間をおく必要があるでしょう。お湯につける前にキューティクルリムーバーを塗ることで、甘皮が柔らかくなりやすくなる効果があります。

ネイルサロンは、ジェルネイルを塗る前に甘皮処理を含めた「プリパレーション」という下準備をするのが一般的です。プリパレーションでは、爪の形・長さを整えてから甘皮処理を行います。お湯で柔らかくなったあとに形や長さを整えるのは難しいため、この順番でプリパレーションを行うのが基本です。

 

■プッシャーで甘皮を剥がす
プッシャーとは、余分な甘皮を押し上げるために使う道具です。プッシャーには、電動・メタル・セラミック・ウッドなどのさまざまな種類があり、ネイルサロンによって使う種類が異なります。

甘皮が十分にふやけたら水気を取り、プッシャーで甘皮を剥がしていきます。プッシャーは斜め45度に立てながら、爪先から根元に向かって甘皮を削るのが基本のやり方です。硬いところを無理やり削ると出血する可能性もあるため、痛みを感じた場合はネイリストに遠慮なく伝えてくださいね。

 

■ルースキューティクルを取る
爪の甘皮を剥がしたあとは、爪の上は甘皮の削りカスでいっぱいです。この削りカスを「ルースキューティクル」と呼び、コットンやガーゼを使って絡め取っていきます。

ルースキューティクルをしっかり取らないとジェルネイルを塗るときに表面がフラットにならない主な原因になるため、キレイに除去しなければいけません。爪表面のくすみにもつながるため、しっかりと除去する必要があります。

 

■甘皮を整える
ある程度の甘皮処理が完了したら、プッシャーで削りきれなかった硬い甘皮や浮いている甘皮を整えていく手順に入ります。この手順で主に使うの、ささくれの処理にも使うキューティクルニッパーです。キューティクルニッパーで、取れきれていない甘皮をキレイにカットしていきます。

キューティクルニッパーは刃物のため、根元部分を切りすぎてしまうと出血の可能性があります。痛みや不安を感じたら、ネイリストに相談してください。

 

■アフターケア
以上の4つの手順で基本的な甘皮処理は完了です。ここからジェルネイルをする場合は爪をネイルファイルで削るサンディングが始まりますが、甘皮処理だけで終わる場合はアフターケアが必要です。

まずは乾燥を防ぐためにネイルオイルを爪表面に塗り、ハンドクリームを手指に塗って爪・指どちらもしっかりケアします。

 

甘皮処理以外にもしなくてもよいこと【初めてのネイルサロン】

甘皮処理はネイルサロンへ行く前に、自分でする必要がないことがわかりました。ただ、ほかにもネイルサロンの前にセルフで行う必要のない行為が多くあります。

 

  • 爪を切る・整える行為
  • ジェルネイルを落とす行為
  • ハンドクリームを塗る行為
  • ささくれを取る行為

 

これらをしてしまうと、ネイルサロンで満足のいくジェルネイルができないかもしれません。それぞれのするべきでない理由を見ていきましょう。

 

爪を切る・整える行為

爪が伸びすぎていたり形がガタガタだったりしても、自分で爪を切る・整えるのは避けましょう。ネイルサロンは好きなデザインのジェルネイルを塗るだけでなく、好きな長さ・形に整えてくれる役割もあります。ジェルネイルのデザインによっては合わない形もあるため、デザインが決まってから形を整えるのがおすすめです。

 

またセルフで爪を切るには、爪切りを使う人が多いですよね。爪切りは爪に与えるダメージが大きいため、2枚爪を引き起こす可能性があります。ネイルサロンで爪の長さや形を整える際は基本的にネイルファイルを使うので、爪に優しい施術が受けられます。

 

ジェルネイルを落とす行為

セルフでしたジェルネイルでも、ネイルサロンに行くとオフしてもらえます。自分でジェルネイルオフしても問題はありませんが、やり方を間違えたり無理やりオフしたりすると自爪を傷つける恐れがあります。自爪が傷ついたままネイルサロンに行くと、満足いくジェルネイルができないかもしれません。

 

ネイルサロンでオフする場合はそのぶん時間がかかってしまうので、予約時にオフしてほしいことを伝えましょう。マニキュアは自分でオフしても自爪を傷つける心配がないため、隅々までキレイにオフしておくほうがスムーズな施術が受けられます。

 

ハンドクリームを塗る行為

「ネイリストに近くで手を見られるのは恥ずかしい」と手入れのためにハンドクリームを塗る人もいますが、必ず避けてください。ハンドクリームに含まれている油分によって、ジェルネイルの持ちを悪くする恐れがあるからです。

 

施術前の手洗いやアルコール消毒である程度ハンドクリームを落とせますが、油分は完全に落ちきりません。せっかくネイルサロンでキレイに塗られたジェルネイルを長く楽しみたいなら、ハンドクリームやネイルオイルなどのお手入れは厳禁です。

 

ささくれを取る行為

自分でささくれをめくってしまうと傷ができ、そこから菌が入って化膿する恐れがあります。深い傷の場合はジェルネイルができないため、ネイルサロンにいってもジェルネイルをお断りする可能性もあるのです。

 

ささくれがあった状態でネイルサロンに行っても、甘皮と一緒にキューティクルニッパーでカットしてくれるのが一般的です。ネイルサロンに任せると、無理ない程度にささくれを処理してくれます。

 

まとめ

ネイルサロンに初めて行く場合、甘皮処理はする必要がありません。ネイルサロンではメニュー内容に甘皮処理がしっかり含まれているため、安心してプロに任せられます。

 

ネイルサロンでの甘皮処理は30〜40分が目安で、このような手順が一般的です。

 

  • 甘皮をお湯でふやかす
  • プッシャーで甘皮を剥がす
  • ルースキューティクルを取る
  • 甘皮を整える
  • アフターケア

 

万が一痛みや不安を感じた場合は、すぐにネイリストに相談してくださいね。

 

甘皮処理のほかにも、ネイルサロンに行く前は以下の行為を避けましょう。

 

  • 爪を切る・整える行為
  • ジェルネイルを落とす行為
  • ハンドクリームを塗る行為
  • ささくれを取る行為

 

恥ずかしがらずにすべてをプロのネイリストに任せることで、キレイで長持ちするジェルネイル施術を受けられますよ。

 

お住まいの近くにある店舗を、是非ご確認下さい。

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