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ジェルネイルの一層残しのフィルインネイルのやり方とコツをご紹介!

好きな色やデザインで指先をきれいに彩るジェルネイルは、見ているだけで気持ちやテンションを高めてくれます。しかし、ジェルネイルの付け替えを頻繁に繰り返していると、「自爪へのダメージが気になる」という人も多いのではないでしょうか。

 

そのような人におすすめなのが、自爪へのダメージを最小限にするフィルインネイルです。今回は、フィルインネイルの特徴とやり方、おすすめポイントを解説します。自爪へのダメージを抑えながらジェルネイルを楽しみたい人は、ぜひ参考にしてください。

 

そもそもフィルインネイルとはどんなネイル?

フィルインネイルとは、トップジェルやカラージェルをオフし、ベースジェルの一層だけを残した状態にするネイルのことです。ジェルネイルは、自爪の上にベースジェルを塗り、その上にデザインを施したカラージェル、さらにコーティング用のトップジェルを重ねた3層で構成されています。

 

通常の方法でジェルネイルをオフする場合は、3層すべてをオフします。このときにリムーバーやヤスリが自爪に当たるため、自爪への負担がかかるのが特徴です。毎回付け替えているとそのダメージが自爪に蓄積し、爪が薄くなったり割れやすくなったりする原因になってしまします。

 

その点、フィルインネイルはベースネイルを残すので、自爪への負担を最小限にしたままデザインを入れ替えることが可能です。正しくフィルインネイルをすることで自爪が健康的に育ち、ジェルネイルを最大限楽しむことができます。

 

【全手順】フィルインネイルのやり方

 

フィルインネイルはベースジェルを一層残すため、「セルフでは難しいのでは?」と思う人も多いのではないでしょうか。

 

一見難しそうなフィルインネイルですが、ポイントを抑えれば自分でも簡単に行えます。フィルインネイルはすべてのジェルをオフする必要がないので、慣れてしまえばセルフネイルにかける時間を大幅に短縮することが可能です。

 

フィルインネイルの手順は、以下の5STEPで完結します。各STEPのコツやポイントを解説していくので、初心者の人も参考にしてください。

 

  • STEP1:トップジェルとカラージェルをマシンで削る
  • STEP2:ベースジェルの浮きを取り除く
  • STEP3:爪の長さを整える
  • STEP4:プレパレーションを行う
  • STEP5:爪の表面をネイルファイルで整えて完了

 

①トップジェルとカラージェルをマシンで削る

まずは、トップジェルとカラージェルをネイルマシンで削っていきます。削る目安はカラージェルが見えなくなるところまで。ネイルマシンで一気に削ってしまうと、表面が熱くなったりジェルネイルを削り過ぎたりするので、少しずつ削っていきましょう。

 

ネイルマシンを持っていない人や扱いが苦手という人は、ネイルマシンの代わりにネイルファイルを使用してください。はじめは100〜150Gの粗めのものを使い、爪にネイルファイルを平行に当てるようにしながら少しずつ削っていきます。

 

トップジェルがすべてなくなり、カラージェルもある程度削ることができたら、ネイルファイルを180Gほどの粗さのもの変えて削っていきます。ネイルファイルの粗さを使い分けることにより、ジェルネイルの削り過ぎを防ぎ、自爪へのダメージを抑えることが可能です。

 

カラージェルだけを削るように、ネイルファイルを動かしていきます。トップジェルやカラージェルを一気に削ろうとすると、誤ってベースジェルを削ってしまうことがあるため、爪の様子を見ながら少しずつ削っていくのが重要です。ベースジェルを削ってしまう恐れのある人は、ネイルファイルの粗さを下げたり、使い古したネイルファイルを使ったりするのがおすすめです。

 

<POINT>
・ネイルマシンは力を加えず、ジェルネイルに優しく当てながら削っていきましょう。
・ネイルマシンやネイルファイルを同じ箇所ばかりに当てないように気をつけましょう。

 

②ベースジェルの浮きを取り除く

ネイルマシンやネイルファイルでベースジェル以外を削り終えたら、ベースジェルに浮きがないかを確認します。ベースジェルに浮きがあるまま、新たなデザインのジェルをのせてしまうとジェルネイルが取れやすくなってしまうので、ベースジェルに浮きがある場合はその箇所だけを取り除きましょう。

 

ベースジェルの浮きの範囲が広い場合は、ネイルニッパーで浮いている部分だけをカットします。浮いている部分にネイルニッパーを差し込み、少しずつカットしていきましょう。一気に浮いた箇所をカットしてしまうと、他の箇所にまで浮きが広がってしまうので注意してください。

 

浮いている部分にネイルニッパーが入らない場合は、180Gぐらいのネイルファイルで浮いた部分を丁寧に削っていきます。このときに自爪にネイルファイルが何度も当たってしまうと、自爪を傷付ける可能性があります。自爪に当たらないよう、慎重かつ丁寧に削っていくのが大切です。

 

気になる箇所のベースジェルの浮きを取り除けたら、他の箇所に浮きがないか、入念にチェックします。ベースジェルの浮きをきれいに取り除くことで、フィルインネイルの仕上がりも美しくなります。

 

<POINT>
・ベースジェルの浮きは必ずきれいに取り除きましょう。
・自爪を傷付けないよう丁寧な作業を心がけましょう。

 

③爪の長さを整える

ベースジェルの浮いた箇所をすべて取り除いたら、爪の長さを調節していきます。爪の長さ調整には、エメリーボードか180Gのネイルファイルが効果的です。ネイルファイルを使って、強く当てたり力を入れ過ぎたりしないよう、優しく整えていきましょう。

 

このときに注意したいのが、爪の長さ設定です。すでにベースジェルが付いているので、爪の長さを短くしすぎると先端部分に厚みが出てしまいます。現状の爪より短くしすぎないよう、気を配りながら爪の長さを整えていきましょう。どうしても爪を短くしたい場合は、爪を短くした後に先端部分の表面を軽く削り、厚みを調整します。

 

爪の長さを調整するときには、ネイルニッパーや爪切りは厳禁です。ネイルニッパーや爪切りを使ってカットをしてしまうと、カットをするときの衝撃でベースジェルが浮いてしまう可能性があります。爪の長さを短くするときは必ずエメリーボードかネイルファイルを使いましょう。

 

<POINT>
・ネイルファイルを強く当てると、ベースジェルの先端部分が浮いてしまう可能性があります。
・爪切りやニッパーではなく、必ずネイルファイルを使いましょう。

 

④プレパレーションを行う

プレパレーションとは、ジェルネイルをきれいに塗るための下準備のことです。新しくカラージェルを塗る前にプレパレーションを行うことで、ジェルネイルの仕上がりやモチに大きな影響を与えます。

 

爪の長さが整ったら、伸びてきた爪の根元の処理や爪周りの甘皮処理を行います。プレパレーションには、セラミックプッシャーがおすすめです。セラミックプッシャーを使うことで、爪の根元部分の下処理と甘皮の処理を同時に行えます。

 

セラミックプッシャーを使って、甘皮を押し上げていきます。力を入れ過ぎてしまうと爪の根元を必要以上に傷付けてしまうので、優しく丁寧に押し上げるよう心がけましょう。くるくると小さな円を描くようにセラミックプッシャーを動かすことで、甘皮をきれいに処理することができます。

 

セラミックプレッシャーを使うことで、キューティクルリムーバーを使うことなく甘皮処理と根本の処理を同時に行えます。通常のプッシャーを使う場合は、水や甘皮リムーバーなどは使わないようにするのが重要です。ベースジェルに水分や油分がついてしまうと、カラージェルが取れやすくなってしまうので注意しましょう。

 

甘皮を押し上げ終わったら、余分な甘皮やささくれをネイルニッパーでカットしていきます。このときに皮膚までカットしないようにしてください。

 

<POINT>
・プレパレーションにはセラミックプッシャーがおすすめです。
・水分や油分がつかないように気をつけましょう。

 

⑤爪の表面をネイルファイルで整えて完了

甘皮や根元の処理が終わったら、スポンジファイルを使って表面を整えていきます。自爪とベースジェルの間にある段差や、ベースジェルの表面をなだらかにするように意識しましょう。スポンジファイルは、150〜180Gほどの粗さのものがおすすめです。

 

スポンジファイルは、爪に対して平行に動かしていきます。根元やベースジェルの表面のツヤがなくなるまで、スポンジファイルで表面を整えていきます。ベースジェルの表面にでこぼこやザラつきがなくなり、スムースな表面になればフィルインネイルの完成です。

 

フィルインネイルが完成したら、新たなジェルを塗っていきます。もしもベースジェルがついていない箇所があれば、新たなベースジェルで埋めていきましょう。全体にベースジェルが塗れたら、全体が均一になるように全体的にベースジェルを塗っていきます。ベースジェルが完成したら、好みのデザインのカラージェルでジェルネイルを仕上げていきましょう。

 

<POINT>
・スポンジファイルは小刻みに動かさず、大きなストロークで一方向に動かしていきましょう。
・ベースジェルの表面がスムースになるまで整えましょう。

 

フィルインネイルを行う前に確認したい注意点

セルフでも簡単にできるフィルインネイルですが、フィルインネイルを行う前には注意点についてもしっかり確認しておきましょう。正しいフィルインネイルを行うことで、自爪へのダメージを抑えることができます。

 

3~4週間ごとにベースジェルを付け替える 必要がある

ベースジェルを残したままデザインの付け替えができるフィルインネイルですが、ベースジェルは3〜4週間に一度、付け替える必要があります。なぜなら、ジェルネイルは日々劣化してしまい、劣化したジェルネイルを爪につけたままにしておくと自爪の健康状態を損ねる可能性があるからです。

 

そのため、フィルインネイルをするつもりの人は、ジェルネイルをしてから2〜3週間以内に行うのがベストタイミングです。フィルインネイルはベースジェルに厚みがあるほど楽に行えるため、フィルインネイルをする予定のある人は、初回のネイルをするときにベースジェルを少し厚めに塗っておきましょう。

 

セルフネイルの場合は難しいかもしれない

フィルインネイルは、ベースジェルを残したままオフする技術が求められます。もちろんセルフでも可能ですが、慣れるまでは難しく感じる人も多いでしょう。特に利き手ではない爪のフィルインネイルは、思い通りに道具を扱えず、ジェルネイルや自爪を削り過ぎてしまうこともあります。

 

はじめてフィルインネイルをするときは、自爪を傷付けないようにゆっくりと丁寧に行いましょう。どうしても難しいときには、ネイルサロンでベースジェルだけを残してオフしてもらうようにお願いしてみるのもおすすめです。プロの技を見ることで、セルフでのフィルインネイルがイメージしやすくなります。

 

ジェルの付け心地に違和感を覚えるかもしれない

フィルインネイルで使用するジェルは、通常のジェルネイルに比べると硬さがあります。ジェルの硬さが変わるだけでもつけ心地は大きく異なり、フィルインネイルがはじめての人にとっては爪先に違和感を覚えるかもしれません。

 

フィルインネイルは、ベースを重ねることで通常よりも厚みがあるのも特徴です。そのため、普段薄いジェルをつけている人にとっては、重たいつけ心地が気になる可能性があります。

 

しかし、フィルインネイルは数日経つと自然と慣れていきます。はじめてのフィルインネイルではよくあることなので、違和感を覚えたとしても、「失敗したかも?」と心配する必要はありません。

 

フィルインネイルのおすすめポイント

 

フィルインネイルには、おすすめしたい3つのポイントがあります。フィルインネイルのメリットを理解して、ジェルネイルを最大限に楽しみましょう。

 

爪や皮膚のダメージが最小限に抑えられる

フィルインネイルはベースジェルを残すため、自爪を削る必要がなく、自爪へのダメージを最小限に抑えられます。リムーバーを使わないので爪周りの皮膚へのダメージも少ないです。

 

特に手荒れがある人は、ジェルネイルをオフするときのリムーバーが傷にしみてしまい、痛みを感じてしまうこともあります。しかし、フィルインネイルであれば手荒れや傷がある人でも安心してジェルネイルを楽しむことができます。

 

ジェルネイルが浮くことが少なくなる

フィルインネイルには密着度の高いベースジェルを使用するため、ジェルネイルが浮く可能性が低いです。自爪のダメージが少ないので健康的な爪が育つことも、自爪の浮きの少なさに関係します。そのため、ジェルネイルが浮きがちな人やネイルサロンに頻繁に行けない人におすすめのネイルです。

 

ジェルネイルを年中楽しめる

フィルインネイルは自爪のダメージを気にする必要がないので、年中ジェルネイルを楽しむことができます。自爪が薄くなってしまうとジェルネイルのモチが悪くなってしまうので、爪が健康的になるまで一定期間ジェルネイルをお休みしなければなりません。ところがフィルインネイルなら、自爪への負担を気にせずに、ジェルネイルを繰り返し楽しめます。

 

まとめ

今回はセルフでも行える、フィルインネイルについてご紹介しました。難しそうなフィルインネイルも、コツさえ掴めばセルフでも簡単に挑戦できます。フィルインネイルのやり方やポイント、注意点をしっかりと理解し、正しいフィルインネイルで健康的な爪を保ちながら、ジェルネイルを楽しんでみてください。

 

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